ネクステラエナジーは風力や天然ガス・原子力を主力とした米国の電力会社で連続増配銘柄
ネクステラエナジー(NextEra Energy Inc)は公益事業持株会社。
主要子会社フロリダ・パワー・アンド・ライトは、フロリダ州で発電、送電、配電、小売事業を手掛ける。
ネクストエラ・エナジー・リソーシズは、卸売電力市場向けに天然ガス、水力、風力、太陽、地熱、バイオマス燃料などの無公害・再生可能燃料を利用した独立系発電施設を所有、開発、建設、運営、管理に従事する。
フロリダ地盤の大手電力会社であるネクステラエナジーはフロリダパワーアンドライト(FPL)とネクステラエナジーリソーシズ(NEER)が主要子会社として電力による発電を運営している。
FPLは顧客数で米国3位。自然条件が優位なフロリダを拠点に、太陽光発電所などを運営する。
NEERは自然エネルギー発電会社として北米最大、風力では世界首位のシェアを持つ。また原発8基を保有しており、さらに通信会社向けに光通信回線のリース事業も展開している。
風力発電の約60%、太陽光発電の4%、原子力発電の14%を発電しています。残りは天然ガスから大部分が得られる。
採用インデックス
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
【NEE】ネクステラエナジーーの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
売上げは横ばいであるが、年々粗利率や営業利益が向上しており営業利益率が高くなっていることから、収益性を高めている状況がグラフを見てとれる。
【NEE】ネクステラエナジーの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率
EPSはしっかりと上昇しておりそれに伴いDPSも毎年増加している。
23年連続増配中であり、配当貴族銘柄入りの25年まであと少しでである。
人口増加中のアメリカであるため電力消費量も当然今後増えてくる。
【NEE】ネクステラエナジーのキャッシュフロー
収益率は年々向上していることで営業キャッシュフローマージンは上昇中。
ただ、電力会社は多額のコストを要するため設備投資費用が多く、フリーキャッシュフローは少ない。
【NEE】ネクステラエナジーの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価37.5ドル 配当1.36ドル
2010年1月 株価53.78ドル 配当1.892ドル
2015年1月 株価107.85ドル 配当2.90ドル
2016年1月 株価104.91ドル 配当3.08ドル
2017年1月 株価120.21ドル 配当3.48ドル
安定成長の電力会社であるため株価はゆっくりと上昇している。
電力銘柄は高配当(3%~5%)が多く、ネクステラエナジーは現時点で3%程度となっている。
増配率も10年平均で8.8%となっているため株式を保有しているだけで年々受け取り配当は増加していく。また、23年連続増配中で配当貴族銘柄である25年まであと少しとなっている。