米国株の連続増配銘柄を考える06 S&P100の配当貴族銘柄と配当王銘柄を18社紹介

S&P100のうち25年以上連続増配している企業を紹介する。

S&P100とは米国株のベンチマークであるS&P500のうち時価総額が大きい100社のことを指し、一般的にはS&P500の企業群のことを大型株、S&P100の企業群のことを超大型株といいます。

その超大型株の中で25年以上連続増配している配当貴族銘柄及び50年以上連続増配している配当王銘柄を紹介する。

Company Ticker No. Div.
Name Yrs Yield
1 ExxonMobil Corp. XOM 35 3.77
2 Johnson & Johnson JNJ 55 2.72
3 AT&T Inc. T 33 4.95
4 Wal-Mart Stores Inc. WMT 44 2.71
5 Procter & Gamble Co. PG 61 3.16
6 Chevron Corp. CVX 29 4.05
7 Coca-Cola Company KO 55 3.43
8 PepsiCo Inc. PEP 45 2.84
9 Altria Group Inc. MO 47 3.40
10 3M Company MMM 59 2.40
11 McDonald’s Corp. MCD 41 2.69
12 Medtronic plc MDT 39 2.07
13 Walgreens Boots Alliance Inc. WBA 41 1.73
14 Lowe’s Companies LOW 54 1.65
15 Colgate-Palmolive Co. CL 54 2.22
16 General Dynamics GD 26 1.73
17 Emerson Electric EMR 60 3.19
18 Target Corp. TGT 49 4.30

1.【XOM】エクソンモービル

エクソンモービルは世界最大級の石油会社で、ダウ構成銘柄で高配当。

増配年:35年

配当利回り:3.77%

PER:43.4倍

増配率(5年平均):10.0%

増配率(10年平均):8.8%

ガソリンで有名なエクソンモービルは原油と天然ガスの探鉱と生産のほか、石油製品の製造、原油・天然ガス・石油製品の輸送などのエネルギー関連事業を手掛ける。(分析)

2.【JNJ】ジョンソンエンドジョンソン

ジョンソンエンドジョンソンは総合ヘルスケア企業でダウ銘柄の優良企業。

増配年:55年

PER:20.8倍

配当利回り:2.72%

増配率(5年平均):7.0%

増配率(10年平均):8.0%

ジョンソン&ジョンソンは、医療・ヘルスケア製品を提供する米国の持株会社。(分析)

3.【T】AT&T

AT&Tは世界最大級の総合通信事業会社で高配当銘柄。

増配年:33年

PER:18.9倍

配当利回り:4.95%

増配率(5年平均):2.2%

増配率(10年平均):3.7%

AT&Tは米国の通信業持株会社で主に携帯電話事業を展開、子会社AT&Tモビリティを通じて米国内の企業や個人に市内・長距離携帯電話、ローミングサービスを提供する。(分析)

4.【WMT】ウォルマート

ウォルマートは世界最大の小売りチェーンでダウ構成銘柄。

増配年:44年

PER:17.1倍

配当利回り:2.71%

増配率(5年平均):7.3%

増配率(10年平均):11.8%

ウォルマートはエブリディ・ロープライス(EDLP)を掲げ徹底的に低価格、物流管理、コスト削減などを推進し急速に成長したスーパーマーケットチェーン。(分析)

5.【PG】プロクター&ギャンブル

プロクター&ギャンブルは世界最大の日用品メーカーでダウ構成銘柄。

増配年:61年

PER:25.2倍

配当利回り:3.16%

増配率(5年平均):5.4%

増配率(10年平均):8.2%

日本ではP&Gで知られる日用品メーカーのプロクター&ギャンブルは多彩なブランドを展開し、21ブランドで10億ドルを超える年間販売額を得ている。(分析)

6.【CVX】シェブロン

シェブロンは米国の大手エネルギー会社でダウ構成銘柄の高配当。

増配年:29年

PER:n/a倍

配当利回り:4.05%

増配率(5年平均):6.8%

増配率(10年平均):7.9%

シェブロン(Chevron Corp)スーパーメジャーといわれる最大手石油会社の一角で石油・ガスの探鉱から生産、輸送、精製、販売と上流から下流まで一貫した垂直統合型企業。(分析)

7.【KO】コカコーラ

コカコーラ(Coca-Cola Co)はノン・アルコール飲料の世界最大メーカー。

増配年:55年

PER:29.0倍

配当利回り:3.43%

増配率(5年平均):8.3%

増配率(10年平均):8.5%

ノンアルコール飲料メーカーであるコカコーラは炭酸系飲料が売上げの大半を占め、ブランドは粒ぞろい。

爽快を売るイメージ戦略で近年は炭酸や甘味料が肥満懸念から敬遠され、ミネラルウォーターなど非炭酸飲料を開拓している。(分析)

8.【PEP】ペプシコ

ペプシコは米国の大手食品飲料メーカーでスナック菓子・清涼飲料の2本柱で世界展開する大手企業。

増配年:45年

PER:26.0倍

配当利回り:2.84%

増配率(5年平均):7.9%

増配率(10年平均):10.0%

スナック菓子は米国首位のシェアを誇り、清涼飲料でもコカコーラと並ぶシェアを誇る大手企業です。スナック菓子と清涼飲料の売上構成は半々。(分析)

9.【MO】アルトリア

アルトリアは米国最大のたばこ販売メーカー年率平均リターン19.75%を叩き出している長期投資に適した銘柄。

増配年:47年

PER:9.8倍

配当利回り:3.40%

増配率(5年平均):8.3%

増配率(10年平均):11.6%

米国たばこ業界首位のアルトリアはたばこ製品とワインを製造、販売する持株会社。フィリップモリスUSAは米国でたばこと無煙たばこを製造、主要ブランドは「マルボロ」や「バージニアスリム」など。(分析)

10.【MMM】スリーエム

スリーエムは化学電気素材メーカ大手でダウ構成銘柄

増配年:59年

PER:24.0倍

配当利回り:2.40%

増配率(5年平均):15.1%

増配率(10年平均):9.2%

スリーエム(3M Co)は米国の化学・電気素材メーカーで産業、生活、ヘルスケア分野で事業を展開する。(分析)

11.【MCD】マクドナルド

マクドナルドは外食で世界首位のハンバーガーチェーンでダウ構成銘柄。

増配年:41年

PER:25.5倍

配当利回り:2.69%

増配率(5年平均):7.4%

増配率(10年平均):13.7%

主力ハンバーガーの他、サラダ、コーヒー等の各種ドリンクやデザートを提供し、メニューの拡大を推進。(分析)

12.【MDT】メドトロニック

メドトロニックは心臓ペースメーカーを主軸とする医療器具メーカの大手企業

増配年:39年

PER:29.4倍

配当利回り:2.07%

増配率(5年平均):11.6%

増配率(10年平均):14.7%

メドトロニック(Medtronic PLC)は医療器具メーカーで事業部門は心臓・血管、回復治療、糖尿病となっている。(分析)

13.【WBA】ウォルグリーンブーツアライアンス

ウォルグリーンブーツアライアンスは世界最大手のドラッグストアチェーン。

増配年:41年

PER:22.2倍

配当利回り:1.73%

増配率(5年平均):12.9%

増配率(10年平均):17.8%

ウォルグリーンブーツアライアンスは米国大手ウォルグリーンと欧州のアライアンス・ブーツが合併した世界最大のドラッグストア(分析)

14.【LOW】ロウズカンパニーズ

ロウズカンパニーズは住宅リフォーム・生活家電チェーンで米国・カナダ・メキシコに1800店舗以上を構える大手ホームセンター

増配年:54年

PER:24.4倍

配当利回り:1.65%

増配率(5年平均):20.3%

増配率(10年平均):22.9%

ロウズカンパニーズ(Lowe’s Companies Inc)は米国の大手ホームセンターチェーン企業で米国、カナダ、メキシコに店舗「LOWES」を展開し、家電、塗料、板材、床材、建材、園芸用品、金物類、工具、照明器具、住宅設備機器、芝刈り機、草花苗・苗木、台所キャビネット・カウンター、電気配線製品、収納用品、ドア、窓、壁材などの販売、設置サービスを提供する。(分析)

15.【CL】コルゲートパルモリーブ

コルゲートパルモリーブは歯磨き粉を筆頭とした家庭用品メーカー

増配年:54年

PER:26.5倍

配当利回り:2.22%

増配率(5年平均):6.4%

増配率(10年平均):9.5%

家庭用品で全米第3位のコルゲートパルモリーブ(Colgate-Palmolive Co)は創業1806年で200年以上の歴史を有する世界で初めて練り歯磨き粉を発売した老舗企業。(分析)

16.【GD】ゼネラルダイナミクス

ゼネラルダイナミクスは戦車を主力とした軍事重機のコングロマリット

増配年:26年

PER:19.6倍

配当利回り:1.73%

増配率(5年平均):10.2%

増配率(10年平均):12.8%

ゼネラルダイナミクス(General Dynamics Corp)は米国の軍事用重機メーカーで中・大型軍用機や商用ジェット機の設計、開発、製造に従事。装甲車、戦車、重機関銃、迫撃砲の兵器のほか、潜水艦、水上艦、商船を扱う世界有数の防衛宇宙複合企業である。(分析)

17.【EMR】エマソンエレクトリック

エマソンエレクトリックは電気電子機器の製造会社を傘下に収めるコングロマリット

増配年:60年

PER:23.5倍

配当利回り:3.19%

増配率(5年平均):5.8%

増配率(10年平均):7.4%

エマソンエレクトリック(Emerson Electric Co)は電気メーカーで産業、一般消費者市場向けにプロセス制御用計装機器・システム、空圧制御機器、動力伝動装置、交流発電機、無停電電源装置、空調・冷暖房機器、電気モーター、自動車部品、電化製品部品、一般消費者用工具を開発、製造、販売のほか、技術サービスを提供し、世界各地に製造拠点を持つ。(分析)

18.【TGT】ターゲット

ターゲットは米国のディスカウントチェーン大手

増配年:49年

PER:12.1倍

配当利回り:4.30%

増配率(5年平均):16.1%

増配率(10年平均):18.1%

ターゲットは全米2位のディスカウントストアで1800の店舗を持つ日用品や衣料品・食品などを販売する量販店(分析)

これらS&P100のうち25年以上連続増配銘柄である18企業を紹介した。何れも昔から馴染みがある企業群となっている。

近年の株高でかなりの企業が株価上昇しているが、将来の業績を懸念されている【TGT】ターゲットあたりが割安となっている程度。

長期投資家がポートフォリオに組み込んでよいである銘柄ばかりである。

その中で米国株太郎が現在保有している米国株式は

  • 【XOM】エクソンモービル
  • 【JNJ】ジョンソンエンドジョンソン
  • 【WMT】ウォルマート
  • 【PG】プロクター&ギャンブル
  • 【KO】コカコーラ
  • 【MO】アルトリア
  • 【MMM】スリーエム
  • 【MCD】マクドナルド

の8銘柄である。

欲しい銘柄としては、【CVX】【T】【PEP】【CL】あたりが気になってしょうがないですが、

【CVX】シェブロンは保有株【XOM】エクソンモービルとエネルギーセクターになっていること、【T】AT&Tは【VZ】ベライゾンと通信セクターになっていること、【PEP】ペプシコは【KO】コカコーラと清涼飲料セクターとなっていること、【CL】コルゲートパルモリーブは【PG】プロクター&ギャンブルと日用品セクターとなっていること【TGT】ターゲットは【WMT】ウォールマートと小売セクターとなっていることから、ポートフォリオ比率を考えた上で購入を自重しています。好みで買っていいかと。

17050202

配当貴族銘柄は長期では暴落後にS&P500を上回りアウトパフォームしている事実がある。配当を出し続ける老舗企業は株価の下落をプロテクトし景気回復時には大きく飛躍することを意味しています。

近年大きく株価上昇しているハイテクセクターは新興企業であるため、25年以上連続増配である配当貴族に入っておらず、IBMが21年連続増配が配当貴族入りに近いところまできている程度である。

10年後には、IBMやマイクロソフト、クアルコムなどが配当貴族入りしてくることになりハイテクセクター比率が高まるかと思われるが、当分先のことである。

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