【DUK】デュークエナジーの企業分析(2016年版)-2017年9月に4.1%増配で13年連続増配となった全米最大の電力会社で2400万人に電力を提供する公共事業セクター大手企業

デュークエナジーはM&A等で全米最大となった電力会社で電気・ガス・商用発電でエネルギーを販売する高配当銘柄の連続増配銘柄

デュークエナジーは米国大手の電力・エネルギー会社で米国電力・ガス部門はノースカロライナ、サウスカロライナ、オハイオ、インディアナ、ケンタッキーの各州で電力事業を行い、天然ガスの輸送と販売を手掛ける。

デュークエナジーの発電所は主に中西部に位置する。米国外エネルギー部門は、中南米を中心に電力と天然ガス事業に従事する。

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全米最大と電力会社であるデュークエナジーは2011年にプログレスエナジーを買収しアメリカの電力事業として首位のシェアを持つ。

ノースカロライナ、フロリダ、インディアナなど6州の740万顧客(利用人口は2400万人)に電力を供給している。

ガス事業も展開し2016年10月にピートモントナチュラルガスの統合により従来の3倍増、4州の150万顧客にガスを供給している。

2016年12月までにラテンアメリカ事業(ペルー、チリ)などを米国企業に、ブラジル事業を中国企業に相次ぎ売却。

米国内での事業に資源を集中するため国際事業から撤退した。

2016年通期は好天による増益効果やピートモントの買収完了の前倒し効果があるも、暴風雨被害の復旧コストと金融費用の増加で減益。

2017年通期はピートモントの通年寄与と、国際事業部門の売却効果で増益を見込む。

デュークエナジーの同業他社は【NEE】ネクステラエナジー【D】ドミニオンリソーシズ【SO】サザン【AEP】アメリカンエレクトリックパワー【EXC】エクセロンなど。

採用インデックス

  • S&P100
  • S&P500
  • ラッセル1000

Duke Energy Corp株価指標

2017年7月23日時点

PER:22.87倍

配当利回り:4.22%

増配年数:13年

最新情報→「YAHOO!FINANCE

【DUK】デュークエナジーの2016年株価チャート

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2016年のデュークエナジー株価は71.39ドルから77.62ドルとなっており+6.23ドル(+8.72%)のリターンであった。

【DUK】デュークエナジーの企業業績(10年)

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【DUK】デュークエナジーのEPS・配当

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2007年から過去10年平均のEPS-4.1%の下落率であった。

2016年のEPSは3.11ドルで前年比-23.2%の下落率であった。

今後のデュークエナジーEPSは2017年に4.62ドル、2018年に4.83ドルをアナリストは予想している。

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2007年から過去10年平均の配当は3.0%の上昇率であった。

2016年の配当は3.4ドルで前年比+3.7%の上昇であった。

2017年8月に4.1%の増配でデュークエナジーは13年連続増配となった。

公共事業系であるため大きな成長は見込めないが安定して増配を続けることで概ね4%超の配当利回りが得れらる企業となっている。

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配当性向は、80%前後と比較的高い水準で推移している。

2016年は前年の93.3%から83.8%へ低下となった。増配率も3%前後であることから高配当を享受しながら守りの銘柄でいけるのではないかと思われる。

【DUK】デュークエナジーの営業成績

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2007年から過去10年平均の売上高は4.41%の上昇であった。

2016年の売上高は前年比-3.05%の下落率であった。

人口増加傾向にあるアメリカなので大きな問題が起きなければゆっくりではあるが売上げは伸びるだろう。

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2007年から過去10年平均の営業利益は+7.1%の上昇であった。

2016年の営業利益は前年比-0.49%の下落であった。

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2007年から過去10年平均の純利益は+1.45%の上昇であった。

2016年の純利益は前年比-23.58%の下落であった。

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2016年のグロスマージンは前年の66.5%から69.7%へ上昇した。

過去10年平均見ると65%前後のグロスマージンを常に確保している。

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2007年から過去10年平均の営業利益率は19.8%となっている。

2016年の営業利益率は前年22.7%から23.5%へ上昇している。

電気ガス料金は大きな変動はなく、他社への乗り換えも少ないため営業利益率は毎年安定している。先が読める業種と言えよう。

【DUK】デュークエナジーのROAとROE

  • ROA(Return On Assets):総資本利益率
  • ROE(Return on Equity):株主資本利益率
  • Financial Leverage:財務レバレッジ

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2007年から過去10年平均のROAは2.2%となっている。

2016年のROAは前年2.3%から1.7%へ低下している。

発電設備には相当の維持コストがかかるためROAは低い。

2007年から過去10年平均のROEは6.0%となっている。

2016年のROEは前年7.0%から5.3%へ低下している。

6%前後のROE維持に財務レバレッジを徐々に引き上げているように見える。

【DUK】デュークエナジーのキャッシュフロー

  • OCF:Operating Cash Flow(営業CF)
  • OCFM:Operating Cash Flow Margin(営業CFマージン)
  • FCF:Free Cash Flow(フリーCF)
  • FCFM:Free Cash Flow Margin(フリーCFマージン)
  • Cap Spending:設備投資

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2007年から過去10年平均の営業キャッシュフローマージンは28.1%となっている。

2016年の営業キャッシュフローマージンは前年29.8%から29.9%へ上昇している。

2007年から過去10年平均のフリーキャッシュフローマージンは-1.9%となっている。

2016年のフリーキャッシュフローマージンは前年-0.4%から-4.9%へ低下している。

フリーキャッシュフローがマイナスなのはいただけない。事業拡大と比例して設備投資も増大していることが要因だろう。事業としては安定しているがキャッシュを生み出すという意味では難しい業界なのではないだろうか。

【DUK】デュークエナジーの株価チャート(過去15年)、株価パフォーマンス(過去10年)

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電力提供という公共事業系というだけあり、ボラティリティも小さく安定した株価上昇をしている。

不況による株価下落率も小さくS&P500の株価指数をもアウトパフォームしている。

また、4%を超える配当利回りを得られるため配当再投資を実施することでインカムゲインの最大化を実施することができる。

ただ、キャッシュを生み出すことは難しいため大きな株価上昇は厳しいだろう。

あくまでポートフォリオに入れるならディフェンシブとして組み込むくらいが妥当なところではないだろうか。

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