ユニオンパシフィックは米国西海岸やカナダ・メキシコなどに接続するアメリカ最大の鉄道会社
ユニオン・パシフィック(Union Pacific Corp)は米国の大手鉄道会社で主要子会社のユニオン・パシフィック鉄道は、太平洋沿岸とメキシコ湾岸の各港と米国中西部・東部を結ぶ鉄道網に加え、米国とメキシコの主要玄関口を結ぶ路線を運営。
ユニオンパシフィックの鉄道網は米国西部の23州をカバーし、大西洋・太平洋沿岸、米国南東部、南西部、また、カナダとメキシコを往来する貨物の輸送を行う。
顧客数は1万超を持ち、工業製品、石炭、インターモーダル、化学製品、農作物、自動車部品など幅広く貨物輸送を手掛ける。
かなりの範囲の鉄道網をユニオンパシフィックがカバーしている。
採用インデックス
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
- ダウ輸送20
【UNP】ユニオンパシフィックの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
鉄道の貨物輸送がメインであるため、売上げなどの業績は安定している。
【UNP】ユニオンパシフィックの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:総資本利益率
EPS,ROE,BPSともに堅調である。配当もしっかりと増配を継続している。
【UNP】ユニオンパシフィックのキャッシュフロー
営業キャッシュフローも年々増加している。設備投資がある程度必要であるが、一度鉄道網を敷いてしまうと、あとは回収していくだけであり、競争が少なく新規参入が難しい事業といえる。
【UNP】ユニオンパシフィックの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価16.80ドル 配当0.30ドル
2010年1月 株価32.38ドル 配当0.54ドル
2015年1月 株価120.72ドル 配当2.00ドル
2016年1月 株価77.73ドル 配当2.20ドル
2017年1月 株価104.18ドル 配当2.42ドル
株価が急速に近年伸びている。2014年頃までシェール革命があり鉄道輸送が活発になるとのことで大きく買われた。しかしシェールオイルの停滞により株価も一気に下落。しかし最近は落ち着きを取り戻し株価も落ち着いている。
また、配当も10年連続増配中で、ここ10年の年間平均増配率は22.3%となっており株価と共に配当も急伸している。
鉄道という大型事業であることで新規参入が難しく安定した収益を見込めるユニオンパシフィックは長期投資向きな銘柄といえるでしょう。