IBM Cloud Private for Data、「Red Hat OpenShift」との連携強化や新クエリツールなど取り組みを行うアイビーエムより四半期配当81.64ドルを獲得
IBMは米国時間9月13日、同社の「IBM Cloud Private for Data」(ICP for Data)関連の取り組みとして、コンテナアプリのプラットフォームである「Red Hat OpenShift」で実行するための認証に向けた作業や、開発者向けエディションのリリースを発表した。また、「IBM Queryplex」という開発コード名の新たなクエリツールについても発表した。
IBMは、ICP for Dataを5月にリリースしている。これは、パブリッククラウドという選択肢を除外するポリシーを有した企業などに向けて、プライベートクラウドのアーキテクチャを提供する製品だ。
今回の発表は、IBMとRed Hatの提携関係に基づくものだ。
IBMはICP for Dataによって、既存顧客に対して移行への道筋と、数多くのテクノロジを活用するための手段を提供しようとしている。同社は今週、Red Hat、HortonWorksとの取り組みによって、ICP for DataやHortonworksのサービスをRed Hat Openで利用するために最適化することで連携する計画を発表している。
またIBMは、開発者や新規顧客が同プラットフォームをテストできるよう、「ICP for Data Experiences」というICP for Dataの試用エディションも新たにリリースしている。このエディションを用いることで、開発者やデータエンジニアは機械学習(ML)モデルやアナリティクスのためのデータの収集や準備を試せるようになる。
さらにIBMは、Queryplexによってオンプレミスにあるデータと、プライベートクラウド上やパブリッククラウド上にあるデータにアクセスできる、アナリティクスのためのクエリが実行できるようになると述べている。
アマゾン、マイクロソフト等からクラウド事業などは遅れをとっているが、しっかりと企業インフラ等の事業を継続しているから四半期配当52株分81.64ドルの四半期配当を受け取りました。
2018年6月【IBM】配当との比較
前回の四半期配当から5株買い増しを実施しており、四半期配当が増加しています。
【IBM】International Business Machines Corpの主要指標(2018年9月16日)
株価 148.95ドル
PER 23.89倍
BETA 1.02
年間配当 6.28ドル
配当利回り 4.23%
年率EPS 13.82ドル
Payout Ratio 45.4%
増配年 23年連続(Since 1995)
【IBM】アイビーエムの日足チャート(1Year)
【IBM】アイビーエムの週足チャート(5Year)
好調なハイテク企業の株価とは一転して横ばいが続くIBMである。
株価の伸び率は低くもしっかりとしたキャッシュフローと配当により、今後も株主還元はしっかりしてくれる企業と位置づけて配当再投資を実施していくことにする。