コティのカミロ・ペインCEOが退任 後任はコーヒー最大手CEOが就任したP&Gより四半期配当83.92ドルを獲得
コティ(COTY)のカミロ・ペイン(Camillo Pane)最高経営責任者(CEO)が退任した。世界最大手コーヒー事業専門会社のジェイコブズ・ダウ・エグバーツ(JACOBS DOUWE EGBERTS)のピエール・ロビー(Pierre Laubies)前CEOが後任に就く。また、バート・ベクト(Bart Becht)前会長も退任し、後任にピーター・ハーフ(Peter Harf)前ディレクターが指名された。なお、ベクト前会長は取締役会に残る。
ベクト前会長は2016年にプロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)から41ブランドを買収する舵取りを担い、同年に就任したペイン前CEOは業績の回復に集中した。
しかしコンシューマー事業部の「カバーガール(COVERGIRL)」「クレオール(CLAIROL)」「リンメル(RIMMEL)」が計画以上に苦戦し、未だに復調していない。同事業部の18年7〜9月期の売上高は前年同期比20%減の8億2880万ドル(約944億8000万円)だった。
その一方でラグジュアリー事業部は近年売り上げを伸ばしており、買収も進めている。「グッチ(GUCCI)」や「ティファニー(TIFFANY & CO.)」などのフレグランスの他、プロフェッショナル事業部の「ウエラ(WELLA)」や「GHD」が好調だ。
ブランドの選択と集中を行い事業改革を行っているプロクターアンドギャンブルより117株分83.92ドルの四半期配当を受け取りました。
【PG】プロクター&ギャンブルからの配当金
【PG】より1株あたり0.7172ドルの四半期配当金となっているので、0.7172×117=83.92ドルが実際の配当金となります。
2018年8月【PG】配当との比較
前回の四半期配当より買い増しを行っていないため配当金の増加はありません。
【PG】Procter & Gamble Coの主要指標
株価 93.21ドル
PER 24.06倍
年間配当 2.87ドル
配当利回り 3.06%
年率EPS 4.42ドル
Payout Ratio 64.9%
増配年 62年連続(Since 1956)
【PG】プロクターアンドギャンブルの日足チャート(1Year)
【PG】プロクターアンドギャンブルの週足チャート(5Year)
業績も回復基調で、株価はそれを織り込み高値更新中である。
近年の相場をけん引してきたIT銘柄の株価が下落するなか、奮闘している生活必需品セクターの代表格であるプロクターアンドギャンブルを配当再投資実施していく。