オラクルはデータベースの世界シェアが高くJAVAで有名なソフトウェア大手
オラクル(Oracle Corp)は米国の大手ソフトウエア企業で主にデータベース、アプリケーション、ソフトウエアの開発、製造に加え、サポート、保守、運用管理サービスを企業向けに提供。
また、ハードウエア事業はサーバーとストレージシステムの販売、技術サポートを展開する。サービス事業はクラウドサービス、コンサルティングなどを手掛ける。本社はカリフォルニア州。
世界第2位のソフトウェア会社であるオラクルはデータベース管理システム(Oracle Database)の商用分野で世界トップ。
ライセンス収入が収益の柱で2009年にJavaで有名なSun Microsystem社も買収している。
サーバー部門が世界で強く開発ツールや業種別ソリューションまで幅広く展開している。
総合パッケージシステムやクラウドサービスの拡大にも注力中である。
ERP(統合基幹業務システム)を提供する主要な企業はSAP,オラクル,マイクロソフトの3社で占めており企業インフラに深く入り込みシェアを分け合っている。
前述データベース管理システムソフトの「Oracle Database」は世界トップのシェアを誇る。情報量がふえるにつれ、それらのデータを管理する必要があり、それらの企業システムを構築するには実績を重視するとオラクルを選択するしかない状態でもあるため、失敗できない企業インフラはオラクルのシステムを導入する図式となっている。
クラウドでは他社に後れをとっているが、データベースでは圧倒的シェアを確立しているため衰退の可能性は低いと考えられます。
採用インデックス
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
【ORCL】オラクルの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
ここ数年営業利益や売上高は横ばいであるが、しっかりと営業利益率35%超を確保している。
【ORCL】オラクルの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率
EPSは若干停滞気味。配当は少しずつ増加傾向にある。
【ORCL】オラクルのキャッシュフロー
キャッシュフローが若干頭打ちではあるが、フリーキャッシュフローが30%を常に超えている、とてつもなく高収益企業である。
これらは、一度企業にシステムを納入すると毎年ライセンス料が企業から入ってくるシステムなので、安定収入が見込める理由からである。
【ORCL】オラクルの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価13.86ドル 配当0.00ドル
2010年1月 株価24.92ドル 配当0.20ドル
2015年1月 株価45.45ドル 配当0.48ドル
2016年1月 株価36.84ドル 配当0.60ドル
2017年1月 株価38.75ドル 配当0.60ドル
ここ近年は配当増加傾向にある。ただ、売上げが伸びていないため株価も軟調。
しかし、高収益には変わらないため株価が急伸するときがくるのではないかと思われます。