ビザはVISAカードであるクレジット決済サービスシェア1位の決済手数料で稼ぐ高収益企業
ビザ(Visa Inc)はクレジットカード会社で金融機関にクレジットカード「Visa」、デビットカード、プリペイドカード、企業間取引の決済処理プラットフォーム、ATM網「PLUS」「Interlink」、電子決済、モバイル決済、リスク管理、カード発行処理、請求内容照合、顧客ロイヤルティープログラム、不正・オンラインセキュリティー管理決済関連サービスを提供している。
クレジットカードの世界シェアは首位を独走しておりビザのクレカをとりあえず1枚持っていれば困らないカードとなっている。
- VISA:59.4%
- マスターカード:28.8%
- アメリカンエキスプレス:8.8%
- JCB:1.8%
- ダイナーズ:1.2%
VISAは世界の6割のシェアを持ち全世界の取引高合計は11.68兆ドルとなっており、日本GDPの2倍にあたる金額で全世界において利用されている。
決済高で世界首位のVISAはクレジットカード会社として、認証ネットワークVisaNetを展開し、VISAカード取扱会社への確実な支払いサービスを提供し決済手数料で安定的に稼ぐビジネスモデルを確立している。
デビットカード、プリペイドカード、ATM決済サービスも手掛け2010年には買収した子会社CyberSourceを通じて電子決済の分野にも進出。
クレジットカードが永続する限りVISAのブランドは維持され、圧倒的な収益を上げ続ける企業と言えます。
採用インデックス
- ダウ30
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
【V】ビザの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
売上げも右肩上がりでグロスマージンも70%超えを継続している。
【V】ビザの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率
EPSも順調に上昇しており、ROEもここ数年20%超えを続けている。企業価値が高まっている証拠ですね。
【V】ビザのキャッシュフロー
物を売っているわけではないため設備投資も少なくキャッシュフローはとても高い。
【V】ビザの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価-ドル 配当-ドル
2010年1月 株価22.00ドル 配当0.42ドル
2015年1月 株価66.37ドル 配当1.92ドル
2016年1月 株価78.24ドル 配当0.56ドル
2017年1月 株価78.43ドル 配当0.66ドル
2008年上場となっている。配当率は低いが現時点を見る限り高すぎない株価であれば購入して長期保有してよい銘柄と考える。
高収益企業は圧倒的ブランドを持ち大きな設備投資を必要とせず長年にわたり世界に認知され続ける企業といえるが、まさにビザはそれに当てはまると思われます。