ドライブスルーの注文を自動化する会話エージェント開発スタートアップを買収のマクドナルドより四半期配当55.68ドルを獲得
McDonald’s(マクドナルド)はファストフード体験を再発明すべく、テクノロジー企業の買収にさらに力を入れている。米国時間9月10日、同社は多言語での音声注文を自動化できる会話エージェントを開発するスタートアップのApprente(アプレンテ)を買収したと発表した。
これがファストフードのドライブスルーに適しているというのが、まさにマクドナルド幹部の考えだ。
実際、同社はすでにApprenteの技術を一部地域でテストしており「より早く、より簡単に、より正確にオーダーをとる」とされる音声ドライブスルー(ロボットフライヤーと一緒に)を開発している。
マクドナルドによると、この技術はモバイルやキオスクでの注文でも利用できるという。これにより待ち時間が短縮されるだけでなく、より少ないスタッフで店舗を運営できるようになるかもしれない。
今年初めに同社は、天気や店舗の混み具合にもとづいてカスタマイズされたドライブスルー体験を提供することを目的に、3億ドル(約320億円)以上でオンラインパーソナライゼーションのスタートアップのDynamic Yieldを買収した。また、モバイルアプリ開発会社のPlexureにも投資した。
マクドナルドは現在、シリコンバレーを拠点とするApprenteチームが設立チームとして参加し、Apprenteの共同創設者であるItamar Arel(イタマル・アレル)氏がバイスプレジデントとなる、新しいグループのMcD Tech Labsを創設することで、テクノロジーへの投資を倍増させようとしている。
またマクドナルドは、エンジニアやデータサイエンティスト、その他の技術専門家を雇用してチームを拡大すると伝えた。
「テクノロジーのインフラとデジタルの可能性の構築は、Velocity Growth Planの基本であり、高まる顧客の期待に応えると同時に、クルー(従業員)がよりシンプルかつ楽しく顧客にサービスを提供できるようにします」と、マクドナルドの社長兼CEOのSteve Easterbrook(スティーブ・イースターブルック)氏は声明で伝えた。「Apprenteの才能あるチームと彼らが開発した技術は、当社のGlobal Technologyチームが統合されるMcD Tech Labsのベースとなり、イノベーション文化をさらに前進させる」
Apprenteは2017年に設立され、AME Cloud VenturesやMorado Ventures、Pathbreaker Ventures、Point72Ventures、Greylock Partners、StageOne Venturesなどから合計480万ドル(約5億2000万円)を調達したと、Crunchbaseは伝えている。なお、今回の買収の金銭的条件は明らかにされていない。
ドライブスルー音声は生の声が良いと思うのは私だけだろうか。。。音声自動化で人件費コストダウンを図るマクドナルドよりから四半期配当48株分55.68ドルの四半期配当を受け取りました。
【MCD】マクドナルドからの配当金
マクドナルドより1株あたり1.16ドルの四半期配当金となっているので、1.16×48=55.68ドルが実際の配当金となります。
2019年6月【MCD】配当との比較
前回四半期配当より新規購入していないため、配当の増減はありません。
【MCD】McDonald’s Corpの主要指標(2019年9月23日)
株価 209.39ドル
PER 27.50倍
年間配当 4.64ドル
配当利回り 2.39%
年率EPS 7.65ドル
Payout Ratio 65.4%
増配年 43年連続(Since 1974)
【MCD】マクドナルドの日足チャート(1Year)
【MCD】マクドナルドの週足チャート(5Year)
株価上昇は一服しているが、この数年で株価は大きく上昇しており、企業価値および決算をしっかり織り込んでいるようにみえる。