オクラホマのオピオイド訴訟で予想下回る賠償金額で決着ついたジョンソンエンドジョンソンより四半期配当67.45ドルを獲得
26日の米株式市場の時間外取引で、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の株価が一時5%上昇した。オピオイド系鎮痛剤の販売を巡る裁判で、オクラホマ州地裁の判事は同社に賠償を命じたが、金額は一部の投資家の予想を大きく下回った。
オピオイド乱用を巡り州が賠償を求めている訴訟で審理が行われたのは今回が初めて。
同地裁のサッド・ボークマン判事はこの日、J&Jが医師を欺いたことがオピオイド系鎮痛剤の過剰処方につながり、一時的に公的不法妨害を招いたと判断。
5億7200万ドル(約607億円)をオクラホマ州に支払うよう命じた。同州が求めていたのは最大175億ドルだった。J&Jは控訴する方針を表明した。
米国では同様の訴訟が数千件起こされており、今回の裁判は重要な試金石となると注目されていた。一部の企業は和解に達しているが、オピオイド危機に伴う訴訟の決着でメーカーや販売業者が支払いを余儀なくされる総額は1000億ドルに達すると一部のアナリストは試算していた。
オピオイド系鎮痛剤の販売を巡っては、初の連邦裁判所による審理が2カ月後にクリーブランドで開かれる。訴えられているのはJ&Jやテバファーマスーティカル・インダストリーズ、医薬品卸売業者マケッソンなど。
賠償額が予想より少なかったことで株価上昇したジョンソンエンドジョンソンから四半期配当71株分67.45ドルの四半期配当を受け取りました。
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンからの配当金
ジョンソンエンドジョンソンより1株あたり0.95ドルの四半期配当金となっているので、0.95×71=67.45ドルが実際の配当金となります。
2019年6月【JNJ】配当との比較
今回の四半期配当までに買い増し実施していないため配当金の差異はありません。
【JNJ】Johnson & Johnsonの株価指標(2019年9月14日)
株価 130.78ドル
PER 21.72倍
年間配当 3.80ドル
配当利回り 2.91%
年率EPS 8.14
Payout Ratio 46.7%
増配年 57年連続(Since 1962)
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンの日足チャート(1Year)
【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンの週足チャート(5Year)
株価伸び悩むも連続増配銘柄を淡々と買い増し実施していく。