【CELG】セルジーンはがん治療薬に強みを持つバイオ製薬の大手企業

セルジーンは抗がん剤や免疫・炎症性疾患分野に新薬開発で売上げを伸ばす大手バイオ製薬企業

セルジーンはがんや免疫・炎症性疾患の治療薬の開発、製造を行う生物薬剤会社。

主要製品は骨髄異形成症候群の経口治療薬「レブリミド」、骨髄異形成症候群と骨髄性白血病治療薬「ビダザ」、骨髄腫治療薬「サロミド」、乳がん治療薬「アブラキサン」、皮膚T細胞リンパ腫の治療薬「Isodax」。

ノバルティス・ファーマとのライセンス契約を通じて中枢神経刺激剤を販売。

バイオ医薬品企業であるセルジーンは、業績が高い伸びを達成しており、今後は高成長が続くと予想されています。セルジーンは2020年にがん分野の治療薬で1位になると予想される多発性骨髄腫治療薬レブラミドを開発するなどがん分野に強みを持っており、自己免疫疾患の分野でも有力な治療薬や治療薬候補があり注目バイオ製薬企業となっている。

がん及び免疫・炎症性疾患分野の新薬を開発するセルジーンは多発性骨髄腫の治療薬レブラミドや同ポマリストが主力の製薬である。

抗がん剤アブラキサンや乾癬性関節炎治療薬オテズラなどが上市。

セルジーンの株価が近年上昇している背景は、多発性骨髄腫治療薬レブラミドをはじめ複数の新薬が承認されたことや、承認後の治療薬の販売が好調に推移したこと、有力な治療薬やパイプライン(治療薬候補)を保有する会社のM&A(合併・買収)などにより、高い業績の伸びを達成し、今後の業績の伸びも期待できることが挙げられる。

採用インデックス

  • S&P100
  • S&P500
  • ナスダック100
  • ラッセル1000

【CELG】セルジーンの営業成績

ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)

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セルジーンの売上げは順調に右肩上がりを示している。グロスマージン、営業利益率、ROAも安定して高い水準をキープしている。

【CELG】セルジーンの利益・配当・純資産

EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率

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ROEも20%超えを維持しており、BPSも安定。EPSは多少の凹凸があるがおおむね毎年上昇している。

セルジーンは上場後無配であり、配当による株主還元はありません。

【CELG】セルジーンのキャッシュフロー

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営業キャッシュフローマージンも30%を超えており潤沢な資金をM&Aや新薬開発に企てている成長性が高い企業である。

【CELG】セルジーンの株価チャート(10Year)

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2005年1月 株価6.67ドル 配当-ドル

2010年1月 株価28.29ドル 配当-ドル

2015年1月 株価114.49ドル 配当-ドル

2016年1月 株価119.89ドル 配当-ドル

2017年1月 株価117.20ドル 配当-ドル

配当は無配を続けているが、株価のほうは2005年から2017年までの12年間で17倍を超えており特に2013年から新薬承認などの後押しで急速に株価上昇している。

高齢化社会ではがんの死亡率が増えていく傾向にあるため、がんの新薬に強いセルジーンでは十分な市場を得ることができ大きな収益を確保できると思われる。

世界でも有数な治療薬を輩出しており、セルジーンは今後の成長も大きな期待が寄せられているバイオ企業といえる。

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