業界の変化に対応するためコムキャスト・ウォルトディズニー・CBSなどの合併可能性を検討しているベライゾンより四半期配当49.09ドルを獲得
ベライゾン・コミュニケーションズのローウェル・マッカダム最高経営責任者(CEO)は18日、業界の構造が急速に変化していることを踏まえ、会社の方向性をリセットするための合併を検討しており、コムキャストやウォルト・ディズニー、CBSと協議を行うことにオープンだと述べた。
米最大手の無線通信事業者であるベライゾンは、携帯電話事業が成熟する中、新規のメディア関連ベンチャー事業に弾みがつくには時間を要するため、新たな成長源を模索している。動画配信の急増や超高速の5G技術に対応できる光通信網をベライゾンが構築する上で、コムキャストの資産が特に寄与する可能性がある。マッカダムCEOはブルームバーグのニューヨーク本社でのインタビューで、そうした通信網の整備を迅速に進めるため、コムキャストのブライアン・ロバーツCEOとの取引を検討する考えを示した。
マッカダムCEOは「ブライアンがドアをノックして来れば、それについて彼と話し合うだろう」と述べた上で、他から説得力のある事業統合の構想を持ちかけられれば、それについても協議すると語った。
メディア部門NBCユニバーサルを抱えるケーブルテレビ(CATV)運営事業者のコムキャストは、最も魅力的な光ファイバー資産を有するが、マッカダムCEOはディズニーのボブ・アイガーCEOかCBCのレス・ムーンベスCEOから同様の話があれば、それに応じると述べた。
この発言を受け、合併相手の候補として名前が挙がった3社の株価はいずれも上昇。コムキャストは1.1%高、CBSは1.8%高、ディズニーは0.4%高となった。コムキャストとCBSの担当者はいずれもコメントを控えている。ディズニーの担当者に電話でコメントを要請したが、返答はない。
ベライゾンと3社のうちどれでも1社との統合が実現すれば、AT&Tが提案しているタイム・ワーナー買収に続き、米メディア・通信業界の勢力図を劇的に変化させる再編となる。AT&Tがタイム・ワーナー買収に成功すれば、通信事業者のAT&Tはテレビ番組や映画製作の世界大手の一角にのし上がる。
通信事業からメディア企業変身を遂げようとしているベライゾンから四半期配当85株分49.09ドルの四半期配当を受け取りました。
【VZ】ベライゾンからの配当金
ベライゾンより1株あたり0.5775ドルの四半期配当金となっているので、0.5775×85=49.09ドルが実際の配当金となります。
2017年2月【VZ】配当との比較
前回の四半期配当から今回の四半期配当までに1回11株買い増しを行っています。
【VZ】Verizon Communications Incの主要指標(2017年5月12日)
株価 45.84ドル
PER 15.27倍
年間配当 2.31ドル
配当利回り 5.04%
BETA 0.47
年率EPS 3.79ドル
Payout Ratio 60.9%
増配年 12年(Since 2005)
【VZ】ベライゾンの日足チャート(1Year)
【VZ】ベライゾンの週足チャート(5Year)
現在株価下落中であるが、配当利回りも高くなり、定期的に買い増し実施することで毎年配当を増加していくことにする。