ウォルグリーンブーツアライアンスは米国大手ウォルグリーンと欧州のアライアンス・ブーツが合併した世界最大のドラッグストア
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(Walgreens Boots Alliance Inc)は薬局チェーン持株会社。
子会社を通して、米国、英国、タイ、ノルウェー、アイルランド、オランダ、チリ、メキシコで薬局事業を展開。
処方箋の調合や一般用医薬品、医薬品のメール・オーダーを取り扱う。食品やヘルスケア用品、季節商品の販売、写真現像サービスも取り扱う。
ウォルグリーンブーツアライアンスは【CVS】CVSヘルスと並び米国最大手ドラッグストアチェーンである。
米国企業であるウォルグリーンと欧州企業のアライアンスブーツと2014年に合併して世界最大のドラッグストアとなる。
11カ国1万3100店と店舗網の拡充や医薬品卸を強化している。
主力は処方箋の販売で日用品や市販薬を扱い、インフルエンザ注射など好採算の医療サービスも提供している。
ウォルグリーン時代から増配を継続しており、実に41年連続増配を継続中で投資家に安定した配当を提供する配当貴族銘柄であり、長期投資家に好まれる優良企業となっている。
米国ではドラッグストアのシェアを【CVS】CVSヘルスとウォルグリーンブーツアライアンスを分け合っており、CVSヘルスは米国内を拡充している事業に対し、ウォルグリーンブーツアライアンスは欧州を筆頭に全世界へ販路を拡大している違いがあるが、今後の高齢化社会では欠かすことのできない業界と言える。
採用インデックス
- S&P100
- S&P500
- ナスダック100
- ラッセル1000
【WBA】ウォルグリーンブーツアライアンスの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
アライアンスブーツの買収により2015年より売上げが伸びている。
チェーン店での実店舗販売が主であるため、売上げに対し営業利益が少ないのは業種上やむ負えない。
しかし、安定したグロスマージン、営業利益率を長期にわたり安定しているため、今後も収支は安定していると思われる。
【WBA】ウォルグリーンブーツアライアンスの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率
EPSは安定して上昇している。また連続増配銘柄であるためDPSは毎年上昇中である。
ゆっくりと持続的に利益をもたらす企業といえ、高齢化社会に対応できる将来も安泰な企業と思われる。
【WBA】ウォルグリーンブーツアライアンスのキャッシュフロー
キャッシュフローも安定して上昇している。キャッシュフローマージンは【CVS】CVSヘルス同様に薄利多売であるため、6%前後と低めであるが、景気に左右されにくい業界であることもあり、毎年ブレが少ない成績を今後も提供してくれるだろう。
【WBA】ウォルグリーンブーツアライアンスの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価39.75ドル 配当0.212ドル
2010年1月 株価37.19ドル 配当0.552ドル
2015年1月 株価76.25ドル 配当1.352ドル
2016年1月 株価85.92ドル 配当1.440ドル
2017年1月 株価83.46ドル 配当1.500ドル
2012年頃から株価は急伸。現在の年率配当は2%前後となっており高配当とは言えないが、連続増配の配当貴族銘柄であり、2005年から2017年まで7倍を超える配当を投資家にもたらしている。過去10年間の年間平均増配率は17.8%と高い増配率を誇っている。
ドラッグストアはCVSヘルス同様、将来も永続できる業界であると思われるためウォルグリーンブーツアライアンスも世界展開しており双方連続増配銘柄でもあるため配当再投資による永続する会社が投資家に利益をもたらす企業といえるのではないかと思われる。