オクシデンタル石油は独立系で上位の石油天然ガス開発会社で高配当銘柄
石油・ガス部門は原油、天然ガス液、コデンセート、天然ガスの探鉱、開発、生産を行うことを事業中心としているのがオクシデンタル石油。
化学品部門は基礎化学品とビニールの製造を行う。中流工程・販売・その他部門はガス収集・処理工場を操業し、資源の調達、輸送、貯蔵を行う他、パイプラインを所有、運営。
米国子会社のOxyChemは苛性カリと塩化カルシウムの生産では世界トップでPVC樹脂、苛性ソーダなどの化学品を製造販売している。
日本法人のオキシデンタル・ケミカルは化学品の輸入販売を行っている。
中流工程や下流工程で業績は奮闘しているが、要の上流工程が原油安の影響で近年は落ち込みが激しく当面厳しい状況が続くと思われる。
増配は堅持する見通しとしており、4%を超える年間配当はインカムゲインを目的とする投資家にとっては魅力といえます。
採用インデックス
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
【OXY】オクシデンタル石油の営業成績
堅調な業績を上げてきたが、2015年は原油安の影響で営業利益がマイナスに落ち込んでいる。
【OXY】オクシデンタル石油の利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
EPSも近年マイナスに転じている。しかし、配当は毎年増配を実施している。
【OXY】オクシデンタル石油のキャッシュフロー
2015年はとうとうフリーキャッシュフローもマイナスとなり原油安の影響で石油業界は当面厳しい状況が続くと思われます。
【OXY】オクシデンタル石油の株価チャート(10Year)
2005年1月 株価27.99ドル 配当0.528ドル
2010年1月 株価79.29ドル 配当1.268ドル
2015年1月 株価79.98ドル 配当2.880ドル
2016年1月 株価67.06ドル 配当3.000ドル
株価はここ10年は横ばいが続いている。しかし配当は10年前から5倍も増加している。
1991年に減配があり2002年まで0.48ドルで配当据え置きが続いていたが、2004年より増配に転じ連続増配を続けている。
時価総額も大きく高配当銘柄なので配当メインの投資家にとっては魅力的な企業と思われます。