ペプシコはスナック菓子・清涼飲料の2本柱で世界展開する大手企業。
スナック菓子は米国首位のシェアを誇り、清涼飲料でもコカコーラと並ぶシェアを誇る大手企業です。
スナック菓子と清涼飲料の売上構成は半々。
飲料はペプシ、マウンテンデュー、ゲータレード、トロピカーナ、7UP、リプトンあたりが主要ブランド。
スナックはレイズ、ドリトス、チートスなどが主要ブランドで米国では古くから親しまれている。
日本では1958年に現法設立したペプシコーラを発売。98年からサントリーが製造販売を行う。キリンビバレッジとトロピカーナで合併。カルビーとはフリトレーと提携し、日本企業とも密接な関係を築く。
44年連続増配銘柄で長期投資家はコカコーラと並びポートフォリオに組み込みたい銘柄となっている。
採用インデックス
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
【PEP】ペプシコの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
食品飲料企業なので、景気の影響を受けにくい。コカコーラと同様にブランド価値が高く安定した売り上げを継続している。
グロスマージンも高水準をキープ。
【PEP】ペプシコの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率
連続増配銘柄なのでDPSは増え続けます。EPSも安定しています。
【PEP】ペプシコのキャッシュフロー
営業キャッシュフローも右肩上がり。スナック菓子や飲料は大きな設備投資が必要ないため、潤沢なキャッシュフローを得ることができます。
新しいものを作り続けなければいけない自動車や半導体事業などは、常に設備投資を強いられ景気にも左右されやすいが、ペプシコのように圧倒的なブランドが築かれていれば今後も安定した収支を得られることでしょう。
【PEP】ペプシコの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価52.23ドル 配当0.920ドル
2010年1月 株価61.19ドル 配当1.800ドル
2015年1月 株価94.93ドル 配当2.620ドル
2016年1月 株価98.56ドル 配当2.812ドル
コカコーラ同様ペプシコもリーマンショック以降安定して株価上昇しています。
このような景気に左右されにくく、株価変動が少ない銘柄は長期投資のポートフォリオに組み込みたい銘柄となる。
44連続増配も魅力。
米国株太郎もとても欲しい銘柄です。ただ、現時点ではコカコーラを保有しているためポートフォリオが偏らないようにペプシコ株購入を自重しているところです。
ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」によれば1957年に1000ドル投資し2003年までの47年間にペプシコを配当再投資することで年率15.54%の利回りを得られるとされています。
これはS&P500の年率10.85%を大きく上回ります。
連続増配銘柄を配当再投資することで、個別銘柄であっても市場平均をアウトパフォームすることができるのです。