アルファベットは検索エンジンで全世界で利用されているGoogleや動画配信のYoutubeなどを運営している広告収入を柱としているネット企業の最大手
グーグル(Alphabet Inc)は検索サイト「google.com」を運営。検索エンジン、オンライン広告、クラウドコンピューティング、ソフトウエアなどインターネット関連製品とサービスを提供。
携帯電話プラットフォーム「アンドロイド」、オープンブラウザ「クローム」、インターネットテレビ「Google TV」、書籍検索「Google Books」等独自のOSを展開。
FANGの一角で成長企業の一つに数えられています。
FANGとはジム・クレイマーが名付けた造語で【FB】フェイスブック、【AMZN】アマゾン、【NFLX】ネットフリックス、【GOOGL】グーグル(現在はアルファベット)の頭文字を合わせたものです。
Googleインターネット検索の世界首位を独走するアルファベットは独自の検索エンジンで起業。
グーグルマップ、グーグルアース、Gmail、動画配信のYoutubeなどを一般ユーザーに無料でサービスを提供し、それらの広告収入が主な収益源となる。
モバイルはOSのアンドロイド(Android)を提供しネット時代の地位を盤石なものとしている。
インターネットやモバイル以外では自動運転やIOTなども積極投資しており、一般ユーザーの生活にも深く入り込もうとしている巨大企業である。
収益の明確化を目的に持株会社へ移行し、2015年に社名をアルファベットへ変更した。
採用インデックス
- S&P100
- S&P500
- ナスダック100
- ラッセル1000
【GOOGL】アルファベットの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
リーマンショックの影響はほぼ皆無。年々売上げを伸ばしている成長企業となる。
それに伴い純利益も追従して右肩上がり。グロスマージンも60%を10年以上キープするネット広告収入が柱の時価総額も世界トップ10に入る優良企業である。
【GOOGL】アルファベットの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率
近年の成長企業なので配当はなく、企業の成長に資金を投入しています。それによりBPSやEPSを年々大きく上昇させている。
【GOOGL】アルファベットのキャッシュフロー
キャッシュフローも十分向上しているが、近年設備投資を増加させていることで、フリーキャッシュフローマージンが低下しています。
【GOOGL】グーグルの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価98.70ドル 配当0.00ドル
2010年1月 株価312.43ドル 配当0.00ドル
2015年1月 株価537.70ドル 配当0.00ドル
2016年1月 株価787.82ドル 配当0.00ドル
2017年1月 株価803.21ドル 配当0.00ドル
ここ十数年で株価は10倍にもなっている。90年代後半からインターネットの普及とスマホの普及でアルファベットが提供するGoogleやAndroidに付随させる広告収入が安定的に収入として入ってくるからである。
検索エンジン戦争で勝ち残ったからこそ今のグーグル(アルファベット)があり、ほぼ独占ともいえる。
さすがに成長は鈍化していますが、ネットインフラを牛耳った今だからこそ、今後は現状の収益を効率的に運営していけば企業業績を大きく狂わせる可能性は低いと思われます。(今後ネットという概念が大きく変わるイノベーションがない限り)