ゼネラルエレクトリックは発明家トーマス・エジソンが設立した多国籍複合企業体(コングロマリット)で1896年NYダウ開始以降唯一残存している企業
ゼネラルエレクトリックはエネルギーやインフラを提供する米国大手複合企業。
事業は、電気・水関連、石油・ガス、エネルギー管理、航空、ヘルスケア、交通、家電・照明、GEキャピタルから構成。
エネルギー資源用製品や技術、航空機用ジェットエンジンや船舶、産業機械用エンジン、医療用画像診断や家電を提供する。
コングロマリットの代表格であるゼネラルエレクトリックは発明王トーマス・エジソンの電気照明会社が母体となっている企業となっている。
【GE】の収益は金融事業であるGEキャピタルだったが2008年のリーマンショックで大きな痛手を負い金融関連資産の大半を売却している。
また、白物家電を中国のハイアールに売却している一方、火力発電設備を中心とするエネルギーインフラと鉄道車両・システムの世界大手であるフランスのアルストムのエネルギー事業の大半を買収し、送配電・再生可能エネルギー(洋上風力発電・水力発電)、蒸気タービン・原子力事業でアルストムと折半出資の合弁会社を設立することで重電への事業を拡充していることでも事業再編中といえる。
採用インデックス
- ダウ30
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
【GE】ゼネラルエレクトリックの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
事業再編中により売上高や営業利益は落ち込み気味です。
【GE】ゼネラルエレクトリックの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率
DPSはリーマンショックによる影響で長年続いていた配当を減配した。
また、2015年に金融事業の売却による損失計上を行ったためマイナス(赤字)となっている。
【GE】ゼネラルエレクトリックのキャッシュフロー
歴史があり永続している企業だけあってキャッシュフローはしっかりしている。
【GE】ゼネラルエレクトリックの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価36.71ドル 配当0.880ドル
2010年1月 株価15.22ドル 配当0.400ドル
2015年1月 株価25.34ドル 配当0.920ドル
2016年1月 株価30.55ドル 配当0.920ドル
株価はリーマンショック前に現在でも届いていない。また、2010年に減配に転じている影響もあり優良企業ではあるがちょっと手を出しにくい感がある。
ただ、年率配当も3%程度ありダウ開始以来常にダウ30銘柄に留まっていることは称賛に価する。