【CL】コルゲート・パルモリーブは歯磨き粉を筆頭とした家庭用品メーカーで53年連続増配の配当王銘柄

コルゲートパルモリーブは世界的に展開する消費財メーカーで歯磨き粉やペットフードなどの日用品を提供する連続増配企業

家庭用品で全米第3位のコルゲートパルモリーブ(Colgate-Palmolive Co)は創業1806年で200年以上の歴史を有する世界で初めて練り歯磨き粉を発売した老舗企業。

事業は2部門で構成。口腔・パーソナル・家庭用品部門は歯磨き粉「コルゲート」、歯ブラシ、石鹸、シャンプー・リンス、制汗剤、脱毛製品のほか、洗濯洗剤、食器用洗剤、衣類柔軟剤、漂白剤などを製造。

ペット栄養部門は「ヒルズ・サイエンス・ダイエット」ペットフードなどを提供。

日本では1977年から花王と合併展開していたが現在は解消。日本ヒルズ・コルゲート社がペットフード「サイエンス・ダイエット」などを発売している。

53年を超える連続増配を継続しており、長期投資家に好まれる安定ディフェンシブ銘柄となっている。

ROA：総資本利益率(%)
粗利率：グロスマージン(%)

売上げもリーマンショックの影響もまったくなく、主力ブランドを有する日用品特有の安定した業績を残しています。

粗利率はしっかりと50%超を継続している。

近年はドル高の影響で営業利益や純利益が若干下降気味です。

EPS：一株当たり利益
DPS：一株当たり配当
BPS：一株当たり純資産
ROE：株主資本利益率

BPS,EPSが減少しているのが気になりますが、DPSはしっかり上昇させているため株主に還元してくれる企業です。

キャッシュフローは安定しています。歯磨き粉など定期的に購入する商品なのでブランド力が強ければ継続購入してくれるユーザーを多数抱え込むことができるため営業キャッシュフローの安定に寄与してくれます。

このような持続的にキャッシュフローを廻しながら安定成長してくれるコルゲートパルモリーブのような株を配当再投資することでゆっくりと確実に資産を増やしてくれる銘柄選択になるのではないだろうか。

2005年1月　株価25.45ドル　配当0.480ドル

2010年1月　株価41.24ドル　配当0.880ドル

2015年1月　株価69.17ドル　配当1.440ドル

2016年1月　株価65.40ドル　配当1.520ドル

配当も10年前より3倍になっている。株価も倍増しており長期的には熟成された老舗企業だが成長している会社と思われます。

50年以上の連続増配を継続している配当王の【CL】コルゲートパルモリーブは【PG】プロクター＆ギャンブル同様長期投資家に好まれる銘柄といえるでしょう。