「Microsoft Teams」無料版、Zoomと競うべく相次ぎ機能強化中のマイクロソフトより四半期配当10.71ドルを獲得
Slackと競争するため2018年に「Microsoft Teams」の無料版を提供したMicrosoftが、今度はZoomとの競争により、無料ユーザー向けのビデオ会議機能の強化に追われている。
最近Teams無料版に加わった新機能に、ライブキャプションがある。
現時点では、プレビュー機能として英語(米国)に限り利用できるが、聴覚障害のある参加者や、テキストを読んだ方が理解しやすい場面で役立つだろう。ただし、ライブキャプションは保存されない。
カスタム背景を追加できる機能も加わった。同社はこれまでも、背景をぼかす機能やあらかじめ用意された画像を設定する機能を提供していた。
MicrosoftがZoomに対抗するために、Teams無料版の機能強化に力を入れているのは明白だ。新型コロナウイルスの感染拡大でリモートワークが増加し、Zoomは急成長を遂げている。
6月2日から、Microsoft Teamsの無料ユーザーもビデオ会議を作成できるようになった。これまで無料ユーザーは、有料版のアカウントを持つユーザーが作成した会議に参加することしかできなかった。会議のリンクを作成して共有したり、「Microsoft Outlook」やGoogleのカレンダーを利用して会議のスケジュールを設定したりできる。
またMicrosoftは、ビデオ会議のスクリーンに表示できる人数を9人から49人に拡大すべく、取り組んでいる。Zoomはすでに49人の同時表示に対応しており、同社が新型コロナウイルスの流行で成功を収めた理由の1つになっている。
一部の教員は、スクリーンに表示される上限が9人では、リモート授業を開催する上で不十分だと不満を表していた。Teamsは5月前まで、ビデオ会議の参加者を4人しか表示できなかった。
Microsoft 365担当コーポレートバイスプレジデントのJared Spataro氏は、Teamsを利用したビデオ会議が3月に「1000%以上」増加したと述べたが、基準となる数字については触れなかった。同社は、Microsoft Teamsの1日あたりのアクティブユーザー数が3月の4400万人から、4月には7500万人に増加したと発表して以来、アクティブユーザー数の最新情報を提供していない。
一方、Zoomは1日あたりの会議参加者数が、2019年12月の1000万人から、2020年3月には2億人へと急増し、4月には3億人に達したとしている。同社のビデオ会議の無料ユーザー数は、かつてないレベルを誇り、いずれは有料ユーザーへと誘導したい考えだ。
Microsoftは過去数カ月間に、「Skype for Consumer」とTeams間の相互運用性の確保や、Skype技術を用いたブロードキャスト機能の改善、また「Power Apps」で作成したカスタムアプリをTeamsに容易に追加できるようにするなど、Microsoft Teamsでさまざまな機能強化を行っている。
Microsoft Teamsの無料版と有料版の大きな違いは、各ユーザーが利用できるストレージ容量と、保証されているアップタイムである。Teams無料版は、1ユーザーあたり2GBのストレージを提供するが、サービスレベルの保証はない。一方、有料版は1TBのストレージと、99.9%のアップタイムを保証しており、それに満たなかった場合の返金制度がある。
先ほどまでWEBEXでWEB会議を行っていたが、オンラインのシェア争いが今後出てくるであろうマイクロソフトから四半期配当21株分10.71ドルの四半期配当を受け取りました。
【MSFT】マイクロソフトからの配当金
マイクロソフトより1株あたり0.51ドルの四半期配当金となっているので、0.51×21=10.71ドルが実際の配当金となります。
2020年3月【MSFT】配当との比較
前回との配当金の変動は買い増しを行っていないため配当の増減はありません。
【MSFT】Microsoft Corporationの主要指標(2020年6月15日)
株価 188.94ドル
PER 36.97倍
年間配当 1.89ドル
配当利回り 1.01%
年率EPS 5.70ドル
Payout Ratio -%
増配年 18年連続(Since 2002)
【MSFT】マイクロソフトの日足チャート(1Year)
【MSFT】マイクロソフトの週足チャート(5Year)
GAFAに続いてマイクロソフトもコロナの中高値更新している。
トレンドにある真っただ中のセクター銘柄ですね。