IBMの新たな最高経営責任者(CEO)として米国時間4月6日に就任したArvind Krishna氏は同日、クラウド事業の責任者に元Bank of Americaの最高技術責任者(CTO)Howard Boville氏を起用することを明らかにしたアイビーエムを5株580.15ドルで追加購入
Boville氏は、5月1日付けでクラウドプラットフォーム担当シニアバイスプレジデントに着任する。
Krishna氏は従業員に宛てた書簡の中で、Boville氏は「クラウドの分野で実績のある戦略家かつエキスパートであり、IBMとともに金融サービスに対応したパブリッククラウドを開発する過程で重要な役割を果たした」と述べた。
IBMは2019年11月、Bank of Americaと協力して、金融サービス業界のニーズに合わせたパブリッククラウドの構築を進めていることを明らかにしている。
Krishna氏はさらに複数の役員人事を発表した。IBM傘下のRed Hatでは、新たなプレジデント兼CEOにPaul Cormier氏を起用する。Red Hatの前CEOであるJim Whitehurst氏は、IBMのプレジデントに就任し、IBM StrategyおよびCloud and Cognitive Softwareを担当する。また、IBMのBridget van Kralingen氏がグローバルマーケット担当シニアバイスプレジデントに任命される。
Krishna氏はこの書簡の中で、IBMのハイブリッドクラウド戦略を推進していくには、具体的な行動を起こしていく必要があると述べ、そのためには「IBMの2つの戦略分野であるハイブリッドクラウドとAIの推進に対する理解を深め」、オープンソース界でのリーダーシップを始めとするIBMの優位性を生かしていく必要があるとした。
さらに同氏は、「IBMとRed HatがLinux、コンテナ技術、Kubernetesを新たな標準として確立するこの絶好の機会」を捉えて、「クラウドの世界でのアーキテクチャに関する争いに勝利」しなくてはならないと述べた。
クラウドも新たな視点で経営含めて進めていくアイビーエムの買い増しで合計保有株は81株となり平均買付株価は145.21ドルとなった。
【IBM】International Business Machines Corpの株価指標(2020年4月8日)
株価 116.03ドル
PER 10.91倍
年間配当 6.48ドル
配当利回り 5.64%
年率EPS 12.90ドル
Payout Ratio 50.23%
増配年 24年連続(Since 1995)
アイビーエムの購入理由
- NYダウ工業株30種指数銘柄であること
- 24年連続増配銘柄であること
- 配当利回りも3%超えであること
1株あたり年間配当額は6.48ドルなので6.48×5=32.4ドル(3530円)の配当を得られる権利を獲得した。
【IBM】アイビーエムの日足チャート(1Year)
【IBM】アイビーエムの週足チャート(5Year)
コロナショック渦中であるが、ハイテク銘柄の影響は今のところ少ない。
米国株太郎のアメリカ株ポートフォリオ
今回のアイビーエム買い増しで米国株ポートフォリオ比率は8.0%になった。
次の定期購入ターゲットは米国株太郎10種+S&P500ETF+Dividend Appreciation ETFのアメリカ株ポートフォリオが低い、【VOO】バンガード・S&P500 ETF、【VIG】バンガード・米国増配株式ETF、【MO】アルトリア、【XOM】エクソンモービルで考えている。