Apple PayとAndroid Payの現金引き出しに対応すると発表したウェルズファーゴより四半期配当23.94ドルを獲得
米銀行大手のWells Fargoは、スマートフォンまたはスマートウォッチを使って全米1万3000台のATMで現金を引き出せるようにすると発表した。MacRumorsによると、同銀行はApple Pay、Android Pay、およびSamsung Payに対応する。現在5000台のATMがNFC支払いシステムに対応済みで、それ以外は後日対応する。
TechCrunchは1月末にBank of AmericaとWells Fargoの両行がATMネットワークにApple Payを追加する計画であることを報じた。Bank of Americaは昨年夏 からカードレスATMの導入を開始しており、Apple Pay、Android Pay、Samsung Pay、およびMicrosoft Walletに対応した。
Wells Fargoも同じ戦略で、ただしMicrosoft Walletを除外しているが、誰も気にしないだろう。カード取引にクレジットカードを使っている顧客は、デビットカードを持ち歩かなくてすむので便利になる。
NFCリーダーにスマホをかざし、指紋認証をした後さらにPIN(暗証番号)を入力しないと現金は引き出せない。
古い携帯電話を使っている人も、Wells Fargoアプリを使ってデビットカード無しで現金を引き出せる。登録を済ませると8桁の一時利用コードが発行されてプラスチック製カードの代わりになる。
これで、CitibankとChaseが将来Apple PayとAndroid Payに対応することになるか注目だ。
IT技術をしっかりと取り入れマネーの流れを作っているウェルズファーゴから63株分の四半期配当を獲得した。
【WFC】ウェルズファーゴからの配当金
【WFC】より1株あたり0.38ドルの四半期配当金となっているので、0.38×63=23.94ドルが実際の配当金となります。
2017年3月【WFC】配当との比較
前回四半期配当から買い増しを行っていないため、配当の差異はありません。
【WFC】Wells Fargo & Companyの主要指標(2017年6月7日)
株価 52.09ドル
PER 13.03倍
年間配当 1.52ドル
配当利回り 2.92%
BETA 0.97
年率EPS 4.17ドル
Payout Ratio 36.5%
増配年 6年連続(Since 2010)
【WFC】ウェルズファーゴの日足チャート(1Year)
【WFC】ウェルズファーゴの週足チャート(5Year)
トランプ政権の政策が先行き不透明となる中、金融株が軟調である。
米国が完全雇用に近づく中、景気の頭打ち感が出てきそうな相場の中で景気拡大かつ金利上昇を続けることができるかでウェルズファーゴの株価も変わってくるだろう。