し烈な競争が響き4-6月の売上高が失速したP&Gより四半期配当83.92ドルを獲得
米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)はおむつやシャンプーで依然として業界最大手だが、競合の猛追を受け、その地位が脅かされつつある。
P&Gが31日発表した決算にはそれが表れた。4-6月(第4四半期)の売上高はアナリスト予想を小幅に下回り、ニューヨーク市場寄り付き前の時間外取引で株価は一時3.3%安に沈んだ。
P&Gはコモディティー価格の上昇に直面している。一方で、アマゾン・ドット・コムのおむつブランドやクローガーのカミソリなど競合が新製品で攻勢をかけているため、コストの上昇を小売価格に転嫁できる余地が限られている。ダービッド・テイラー最高経営責任者(CEO)は発表文で「極めて動きの激しい環境から営業費用や顧客需要に影響が出ており、極めて強力な競合に対抗しつつ操業している」と述べた。
4-6月の売上高は165億ドル(約1兆8400億円)。市場予想は165億2000万ドルだった。一部項目を除く1株利益は94セントと、アナリストの予想平均である90セントを上回った。
厳しい競争に晒されるが地盤は強い。市場は弱気だが、長年の価値を永続すると信じている四半期配当117株分83.92ドルの四半期配当を受け取りました。
【PG】プロクター&ギャンブルからの配当金
【PG】より1株あたり0.7172ドルの四半期配当金となっているので、0.7172×117=83.92ドルが実際の配当金となります。
2018年5月【PG】配当との比較
前回の四半期配当から買い増しによって配当が増加しています。
【PG】Procter & Gamble Coの主要指標
株価 83.64ドル
PER 22.79倍
年間配当 2.87ドル
BETA 0.43
配当利回り 3.43%
年率EPS 4.42ドル
Payout Ratio 64.9%
増配年 62年連続(Since 1956)
【PG】プロクターアンドギャンブルの日足チャート(1Year)
【PG】プロクターアンドギャンブルの週足チャート(5Year)
年初からの株価急落からもV字回復中。
しっかり買い増しを実施したことで、米国株太郎のポートフォリオ比率が最上位となっている。今後も配当再投資を実施する。