産業用IoTなど強化へOniqua Holdingsを買収したアイビーエムより四半期配当73.79ドルを獲得
IBMは米国時間6月15日、資産最適化事業の強化を目的にOniqua Holdingsを買収したと発表した。
Oniquaは鉱山や石油、ガス、運輸、電力、製造といった、資産集約型の業界向けの在庫最適化ソフトウェアを手がけており、MRO(Maintenance Repair and Operations:補充、修理、操業)システムに注力している。これは、計画外の業務停止を避けるために部品や機材の稼働効率を監視するというものだ。
IBMはMRO製品として「Maximo」を手がけている。同社はOniquaのプラットフォームおよびサービスをMaximoに統合し、産業IoT分野への取り組みを強化する計画だ。
IBMのコグニティブプロセストランスフォーメーション担当幹部のJay Bellissimo氏は、「世界トップレベルの資産最適化ソリューションであるMaximoと、Oniquaの優れたMRO在庫最適化ソリューションを組み合わせることで、次世代の『サービスとしてのソリューション』を提供できるようになる。企業はこれにより、必要なデータに容易にアクセスし、機器の故障予測や、スペアパーツの最適化、計画外の業務停止、資産管理の最適化が可能になる」と述べている。
在庫をしっかり管理し、過不足しない対応が最適化されると効率よい製品提供が望まれるシステム買収のアイビーエムから四半期配当47株分73.79ドルの四半期配当を受け取りました。
2018年3月【IBM】配当との比較
2018年も4.7%の増配で配当増加しています。
【IBM】International Business Machines Corpの主要指標(2018年6月23日)
株価 141.28ドル
PER 23.18倍
BETA 1.03
年間配当 6.28ドル
配当利回り 4.45%
年率EPS 13.83ドル
Payout Ratio 45.4%
増配年 23年連続(Since 1995)
【IBM】アイビーエムの日足チャート(1Year)
【IBM】アイビーエムの週足チャート(5Year)
淡々と定期的に買い増して行くにはよい株価水準ではないでしょうか。
近年はバフェットから見放され、大きく買われない印象が大きいですが、キャシュフローは潤沢です。