クラフトハインツはクラフトフーズとHJハインツが合併したバークシャーハサウェイのポートフォリオ上位を占める大手食品加工メーカーでバフェット銘柄のひとつ
クラフトハインツは米国の大手加工食品メーカーで主に米国とカナダで製造し世界各地で販売に従事し、チーズ各種やチーズ加工品、ケチャップ、調味料、缶詰・冷凍食品、飲料、コーヒー、その他加工食料品を扱う。
主要商標名は「クラフト」、「ハインツ」、「カプリ・サン」、「クールエイド」、「オスカー・マイヤーズ」など。
食品大手のクラフトハインツは、ウォーレンバフェット率いる投資会社であるバークシャーハサウェイの提案でハインツとクラフトが合併した新しい企業。
ハインツとクラフトによる合併で業界世界5位となりバークシャーハサウェイの投資ポートフォリオ最上位銘柄となっている。
2017年【UL】ユニリーバへの買収提案は撤回されるも、今後も食品業界の買収を伺っている大手企業。
クラフトハインツのセクター同業他社は【KO】コカコーラ【UL】ユニリーバ【PEP】ペプシコ【MDLZ】モンデリーズインターナショナル【GIS】ゼネラルミルズなど。
採用インデックス
- S&P100
- S&P500
- ナスダック100
- ラッセル1000
The Kraft Heinz Co株価指標
2017年8月16日時点
PER:27.75倍
配当利回り:2.88%
増配年数:3年
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【KHC】クラフトハインツの2016年株価チャート
2016年のクラフトハインツ株価は72.76ドルから87.02ドルとなっており+14.26ドル(+19.59%)のリターンであった。
【KHC】クラフトハインツの企業業績(10年)
【KHC】クラフトハインツのEPS・配当
2016年のEPSは2.81ドルで前年比マイナスEPSからの大幅上昇であった。
今後のターゲットEPSは2017年に3.78ドル、2018年に4.12ドルを予想している。
2016年の配当は2.4ドルで前年比+38.2%の上昇であった。
2017年9月に4.2%の増配でクラフトハインツは3年連続増配となった。
ハインツとクラフトが合併して間がないのでデータが少ない。
2016年の配当性向は前年の0%から112.4%へ上昇となった。
データは参考値ということで。
【KHC】クラフトハインツの営業成績
2012年から過去5年平均の売上高は7.26%の上昇であった。
2016年の売上高は前年比+44.44%の上昇率であった。
合併により間がないがあと数年データを蓄積すると方向性が見えてくるだろう。
2012年から過去5年平均の営業利益は+16.01%の上昇であった。
2016年の営業利益は前年比+132.74%の上昇であった。
2012年から過去5年平均の純利益は+14.58%の上昇であった。
2016年の純利益は前年比+472.87%の上昇であった。
2016年のグロスマージンは前年の31.4%から36.2%へ上昇した。
過去7年平均見ると30%超のグロスマージンを常に確保している。
2012年から過去5年平均の営業利益率は18.4%となっている。
2016年の営業利益率は前年14.4%から23.2%へ上昇している。
食品業界としてはクラフトハインツの営業利益は高い数値ではないだろうか。
【KHC】クラフトハインツのROAとROE
- ROA(Return On Assets):総資本利益率
- ROE(Return on Equity):株主資本利益率
- Financial Leverage:財務レバレッジ
2012年から過去5年平均のROAは5.2%となっている。
2016年のROAは前年-0.4%から2.8%へ上昇している。
グラフの凹凸が多きく合併による業績の安定はもう少しかかるのではないでしょうか。
2012年から過去5年平均のROEは21.1%となっている。
2016年のROEは前年-0.9%から6.0%へ上昇している。
財務レバレッジが昨年より低下しておりROEが低下している。財務レバレッジは多すぎても少なすぎてもよくないため、資本の回転を見据えながらレバレッジを調整しているのだろう。
このあたりはバフェットが目を光らせているはずなので変なことにはならないと思われる。
【KHC】クラフトハインツのキャッシュフロー
- OCF:Operating Cash Flow(営業CF)
- OCFM:Operating Cash Flow Margin(営業CFマージン)
- FCF:Free Cash Flow(フリーCF)
- FCFM:Free Cash Flow Margin(フリーCFマージン)
- Cap Spending:設備投資
2012年から過去5年平均の営業キャッシュフローマージンは15.9%となっている。
2016年の営業キャッシュフローマージンは前年13.5%から19.8%へ上昇している。
2012年から過去5年平均のフリーキャッシュフローマージンは12.2%となっている。
2016年のフリーキャッシュフローマージンは前年9.9%から15.1%へ上昇している。
キャッシュの創出という意味では充分なノウハウがあると思われる。
【KHC】クラフトハインツの株価チャート(過去15年)、株価パフォーマンス(過去10年)
クラフトハインツは合併上昇して間がないため2年ほどのデータしかない。
ケチャップのハインツはバフェット銘柄でもあり、シーゲル銘柄でもあるため大崩れはしないと想定するが、もう少し様子を見たいところ。
個人的には注目銘柄として引き続きウォッチしていきたい。