メットライフは米国において保険業界売上首位で1863年創業の老舗生命保険会社
メットライフ(MetLife Inc)正式名メトロポリタン生命保険会社は米国内外で保険商品と金融サービスを提供する。
個人に従来・ユニバーサル型生命保険、歯科保険、所得補償保険、介護保険、変額・定額年金保険、信用保険、自動車保険、住宅保険、小売銀行、財務アドバイス、金融商品仲介等を、企業や組織・団体向けに団体生命保険、所得補償保険、積立型・投資型年金商品、確定拠出型年金制度向けにラップ口座を提供。
メットライフは世界有数の生命保険会社であり世界3位の総資産額を持ちます。
1863年にニューヨークのビジネスマンがメットライフの元となるナショナルユニオン生命人体保険会社を立ち上げ、南北戦争による障害を負った兵士に保険金を支払ったのが始まりとなっており、老舗の生命保険会社となっている。
世界の保険会社上位5社(総資産額)
- アクサ生命(フランス)
- アリアンツ(ドイツ)
- メットライフ(アメリカ)
- プルデンシャル(アメリカ)
- 中国平安保険(中国)
- かんぽ生命(日本)
総資産額世界3位の生命保険会社であるメットライフは全米保険会社でトップの売上げを誇り、約60か国で保険、年金、従業員の福利厚生サービス等の販売を行い、契約者数は9000万人以上。
米国のメトロポリタン生命保険は全米1位の保有契約高を誇る。
2005年にシティグループから国際保険部門トラベラーズを買収、2010年にはAIGからアリコを取得して業容を拡大している。
収益の2割を占める日本では外資初の生保アリコを引き継ぐメットライフ・アリコとして営業していたが、社名変更しアリコの名は2014年に消えている。
2017年3月時点で配当も3%を超えており高配当の部類に入る。
採用インデックス
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
【MET】MetLife Incの株価指標
2017年3月31日時点
PER 86.04倍 最新情報リンク
配当利回り 3.03% 最新情報リンク
【MET】メットライフの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
売上げを順調に伸ばしており2008年から粗利率も50%超えをキープしている。
ただ、営業利益は年毎にばらつきがあり、営業利益率の変動もそれなりに大きい。
【MET】メットライフの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率
EPSは凹凸あるものの基本的に右肩上がり。配当も増加傾向にあり2017年3月現在3%の年率配当も株主にもたらしてくれている。
【MET】メットライフのキャッシュフロー
設備投資費が増加傾向にあり、2014年にはキャッシュフローが落ち込んでいるがそれ以外は10%以上のキャッシュフローマージンを得ている。
【MET】メットライフの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価40.57ドル 配当0.46ドル
2010年1月 株価35.46ドル 配当0.74ドル
2015年1月 株価55.18ドル 配当1.40ドル
2016年1月 株価48.25ドル 配当1.50ドル
2017年1月 株価53.92ドル 配当1.60ドル
株価はあまり上昇していない。配当のほうは随時増配しており高配当の部類に入る。
他の超優良大型企業と比べて営業成績の安定度としてはちょっと見劣りするかなと感じた。