シュルンベルジェは石油サービス事業の最大手で1926年創業の油田探査や油田探査用計測機器の開発・製造をコアビジネスとしている老舗企業
シェルンベルジェ(Schlumberger Ltd)は石油・天然ガス開発にかかわる技術、プロジェクト管理、ITサービスを世界的に展開する会社。
事業は油層定義、掘削、石油生産で構成 され、ワイヤーライン検層サービス、試油・試ガス、ウエスタンジーコ、データ・コンサルティングサービス、掘削・計測サービス、ピット・先端技術、掘削機器・補修、坑井サービスを提供。
1920年代にシュルンベルジェ兄弟が物理探層事業をスタートさせた石油開発支援メーカーとなっている。
本社はヒューストンとパリとなっており、探査、堀削、ワイヤライン検層、セメンティング、油井刺激、試油・試ガスといった石油井の調査・評価サービスなどの多岐に石油開発における総合サービスを網羅している。
世界85か国に拠点を置き、研究所も世界に140か国で展開中でもある。
ハリバートン【HAL】、ベーカーヒューズ【BHI】などと同様に石油開発を主にしているシュルンベルジェ【SLB】は原油価格に影響を受けるが、中小企業は破綻することはあるが、需要がある限りシェアを確保している企業は寡占化が進み、耐力がある企業は生き残れる図式ともいえます。
採用インデックス
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
【SLB】シュルンベルジェの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
さすがに原油安の影響を大きく受けている。ただ、その他の企業はもっと影響を受けています。
【SLB】シュルンベルジェの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:総資本利益率
配当は徐々に増加しており、BPSの伸びはある。
しかし、WTI原油価格が20ドルとなった2016年はROEマイナスとなっている。
【SLB】シュルンベルジェのキャッシュフロー
原油価格に応じて増減しているが、キャッシュフロー自体は何とか踏みとどまっている。
【SLB】シュルンベルジェの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価33.40ドル 配当0.376ドル
2010年1月 株価65.04ドル 配当0.840ドル
2015年1月 株価85.72ドル 配当1.600ドル
2016年1月 株価69.37ドル 配当2.000ドル
2017年1月 株価84.30ドル 配当2.000ドル
景気動向や原油価格により株価のボラティリティは大きいが基本的に右肩上がりを形成している。
また、配当も増加傾向にあるため原油の需要がある限り永続する可能性が高い企業と言え、シュルンベルジェ株をホールド及び配当再投資でも十分長期投資で恩恵を受ける企業と言えます。