【USB】USバンコープは大手銀行に比べて低コストで高収益を上げるアメリカの地方銀行

USバンコープ(US Bancorp)は全米5位の銀行持株会社で経営体質が低コストのバフェット保有銘柄である米国地銀

U.S.バンコープ(US Bancorp)は米国の銀行持株会社。貸付、融資、預金、現金管理、外国為替、信託管理、資金管理、資産運用・管理などを個人、企業、政府機関に提供。

また、クレジットカードサービス、加盟店向けクレジット・デビットカード取引処理、住宅ローン、生命・損害保険販売、証券仲介、リースなどの事業を展開。

伝統的な商業銀行ビジネス主体で、大手銀行に比べて低コスト体質で収益性も高いことが魅力な全米5位の金融持株会社であるUSバンコープは傘下にUS Bankを持ち、リテールや法人向け金融、商業不動産、資産管理・運用、証券・決済業務など総合金融サービスを提供している。

リーマンショック時に多くのアメリカ銀行株は大きく売られて破綻寸前に陥った銀行が多かった時にUSバンコープのEPS下落率は低く、大手より営業利益率が高かったこともあり、低コストで運営できる経営体質が株主には好まれる銘柄となっている。

採用インデックス

  • S&P100
  • S&P500
  • ラッセル1000

【USB】USバンコープの営業成績

ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)

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世界に激震が走った2008年のリーマンショック時にも他大手銀行が赤字に陥った企業があったに対し、USバンコープは営業成績の落ち込みは少ない。売上げは上昇している。

【USB】USバンコープの利益・配当・純資産

EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率

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BPSやEPSは順調に伸びている。DPS(配当)もリーマンショックには減配しているものの、その後は増配を続けている。

リーマンショックでは大手銀行のEPS下落率すごかったものの、USバンコープは少ないEPS下落率となり、低コストで健全な経営をしてきたそのもである。

【USB】USバンコープのキャッシュフロー

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キャッシュフローも他大手銀行に比べて安定している。

【USB】USバンコープの株価チャート(10Year)

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2005年1月 株価31.29ドル 配当1.20ドル

2010年1月 株価22.40ドル 配当0.20ドル

2015年1月 株価45.70ドル 配当0.98ドル

2016年1月 株価42.79ドル 配当1.02ドル

2017年1月 株価51.50ドル 配当1.12ドル

株価もリーマンショック後しっかりと回復している。配当も上昇傾向にあることから、景気回復によるFRBの政策金利上昇が待たれる。

2016年末によるウォーレンバフェット率いるバークシャーハサウェイのポートフォリオ8位(2.95%)に位置している、バフェット銘柄でもある。

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