新型コロナで需要増により4─6月期収益が予想上回るP&Gより四半期配当92.51ドルを獲得
米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)(PG.N)が30日発表した第4・四半期決算(6月30日まで)は、利益と売上高が予想を上回った。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受け、洗剤などの販売が好調だった。
コロナ流行を受けて消費者が生活必需品を備蓄したことで、ペーパータオルやトイレットペーパー、洗剤などの需要が高まった。
純売上高は4%増の177億ドルで予想を上回った。一時項目を除く1株利益は1.16ドルで、予想の1.01を上回った。
同社は、消費者が家庭の保健・衛生環境を改善しているため、ロックダウン(都市封鎖)緩和後も需要縮小は見込んでいないとした。
2021年度通期の調整後利益は3─7%増の1株当たり5.27─5.48ドルになると予想。売上高は1─3%増加すると見通した。
コロナ禍でも力強い収支を見せるプロクターアンドギャンブルより117株分92.51ドルの四半期配当を受け取りました。
【PG】プロクター&ギャンブルからの配当金
【PG】より1株あたり0.7907ドルの四半期配当金となっているので、0.7907×117=92.51ドルが実際の配当金となります。
2020年5月【PG】配当との比較
前回の四半期配当より買い増しを行っていないため配当の差異はありません。
【PG】Procter & Gamble Coの主要指標(2020年8月20日)
株価 136.85ドル
PER 26.68倍
年間配当 3.16ドル
配当利回り 2.32%
年率EPS 5.12ドル
Payout Ratio 61.7%
増配年 64年連続(Since 1956)
【PG】プロクターアンドギャンブルの日足チャート(1Year)
【PG】プロクターアンドギャンブルの週足チャート(5Year)
地味だがコロナの影響も少なく力強い株価を形成しており、米国株太郎のポートフォリオの上位に君臨し続けている。