インドで加熱式たばこ展開するフィリップ・モリスより四半期配当98.06ドルを獲得
フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)(PM.N)がインドで加熱式たばこ「アイコス」の展開を計画している。事情に詳しい関係者4人がロイターに明らかにした。世界第2位の喫煙者人口を持つインドでの足掛かり確保を目指す。
PMIはアイコスについて、従来の紙巻たばこよりも害が少ないとしており、ゆくゆくは紙巻たばこ事業から撤退する意向だ。
インド政府によると同国では喫煙により毎年90万人以上が命を落としており、政府は使用抑制を目的とする厳しい法律を施行している。しかし世界保健機構(WHO)によると、成人喫煙人口は1億0600万人と中国に次ぐ規模で、PMIにとって大きな利益を狙える市場。
政府関係者によると、政府はPMIから禁煙に役立つ装置について協議を持ちかけられれば「耳を傾ける」姿勢だが、電子たばこも含めてそうした装置が有害と分かれば禁止するとしている。
関係筋の1人によると、PMIはアイコスが「リデュースド・リスク・プロダクト」(リスクのより少ない製品)として受け入れられるよう戦略を練り、まずは広報戦略を打ち立てたい意向だ。
PMI広報担当は「わが社は(アイコスの)導入計画についてはコメントしないが、紙巻たばこを科学的に実証された煙の出ない製品に置き換える取り組みに全力を注いでいる」と述べた。
PMIのアイコスを含むリデュースド・リスク・プロダクトの昨年の売上高は38億ドルと、前年の7億3900万ドルから急増した。
インドへもアイコスを進出させるフィリップモリスから四半期配当86株分98.06ドルの四半期配当を受け取りました。
【PM】フィリップモリスからの配当金
フィリップモリスより1株あたり1.14ドルの四半期配当金となっているので、1.14×86=98.06ドルが実際の配当金となります。
2018年4月【PM】配当との比較
前回四半期配当から18株買い増しを行ったことで配当金が増加しています。
また2018年も6.5%の増配により配当増加に寄与しています。
【PM】Philip Morris International, Incの株価指標(2018年8月4日)
株価 86.00ドル
PER 22.51倍
BETA 0.72
年間配当 4.56ドル
配当利回り 5.25%
年率EPS 5.06ドル
Payout Ratio 90.1%
増配年 11年連続(Since 2008)
【PM】フィリップモリスの日足チャート(1Year)
【PM】フィリップモリスの週足チャート(5Year)
株価も一時的な下落から持ち直している。
配当性向は高めだが、従来通りの基準であるため、気にせず配当再投資を実施していくことにする。