【VZ】ベライゾンコミュニケーションズの企業分析(2016年版)-2017年10月に2.2%増配で13年連続増配となった世界最大級の通信サービス業者で高配当な連続増配銘柄

ベライゾンは通信サービスで世界最大級の規模をもち、AOLやYAHOOを買収しネット事業も拡充中の高配当企業銘柄

ベライゾンコミュニケーションズは大手通信サービス業者で子会社ベライゾンワイヤレスを通じて全米でワイヤレス音声、データサービスと携帯端末の販売のほか、メール、モバイルブロードバンド、コンテンツ配信サービスを提供。

また、固定電話、インターネット接続、ブロードバンドビデオ・データ通信、IPネットワーク、長距離電話サービスを提供。

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通信サービスで世界最大級のベライゾンは米国でAT&Tと並ぶ2強の通信業者で2000年に地域電話のベルアトランティックが通信GTE社を合併し誕生。好採算のポストペイド(料金後納)携帯が強い。

2014年に英ボーダフォンと合併解消しベライゾンワイヤレスを完全子会社化した。

2015年にネット大手AOL社を買収、第4世代移動体通信網(4G LTE)で先行、次世代5G技術でも先陣切る。

2016年に米ヤフーのネット事業買収したが同社の個人情報流出が水を差した。

2016年通期は減収減益。主力の料金後納の軽やい契約数は頭打ちで指標となる新規純増数は3Qで減数の状態となった。

通信料込みでない端末のみの販売が増加。

【VZ】ベライゾンコミュニケーションズの同業他社は【T】AT&T【S】スプリントなど。

ダウ30銘柄で時価総額が大きいS&P100の超大型銘柄の中でも常に高配当部類に位置し配当再投資を行う投資家には好まれる銘柄となっている。

採用インデックス

  • ダウ30
  • S&P100
  • S&P500
  • ラッセル1000

【VZ】Verizon Communications Inc株価指標

2017年9月10日時点

PER:11.85倍

配当利回り:5.00%

増配年数:13年

最新情報→「YAHOO!FINANCE

【VZ】ベライゾンコミュニケーションズの2016年株価チャート

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2016年のベライゾンコミュニケーションズ株価は46.22ドルから53.38ドルとなっており+15.49%のリターンであった。

【VZ】ベライゾンコミュニケーションズの企業業績(10年)

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【VZ】ベライゾンコミュニケーションズのEPS・配当

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2007年から過去10年平均のEPS+4.2%の上昇率であった。

2016年のEPSは3.21ドルで前年比-26.5%の下落率であった。

今後のベライゾンEPSは2017年に3.85ドル、2018年に3.95ドルをアナリストは予想している。

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2007年から過去10年平均の配当は+3.6%の上昇率であった。

2016年の配当は2.3ドルで前年比+2.7%の上昇であった。

増配率は低いが連続増配銘柄で高配当なためゆっくりと資産増加に寄与できる銘柄である。

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2016年は前年の90.8%から66.3%へ低下となった。

買収などが定期的に行われるため、年次ごとの配当性向のばらつきが大きい。

【VZ】ベライゾンコミュニケーションズの営業成績

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2007年から過去10年平均の売上高は+3.6%の上昇であった。

2016年の売上高は前年比-4.29%の下落であった。

長期で見ればゆっくりと売上げは増加傾向にある。

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2007年から過去10年平均の営業利益は+7.3%の増加であった。

2016年の営業利益は前年比-18.15%の下落であった。

ネット事業の拡充で営業利益が伸びている。

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2007年から過去10年平均の純利益は+7.79%の上昇であった。

2016年の純利益は前年比-26.58%の下落であった。

近年買収が続いているため純利益の増減が大きい。

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2016年のグロスマージンは前年の60.1%から59.2%へ下落した。

過去10年平均見ると60前後のグロスマージンを常に確保している。

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2007年から過去10年平均の営業利益率は17.4%となっている。

2016年の営業利益率は前年25.1%から21.5%へ低下している。

ベライゾンワイヤレスの完全子会社化やAOLの買収で営業利益率は大きく飛躍している。

【VZ】ベライゾンコミュニケーションズのROAとROE

  • ROA(Return On Assets):総資本利益率
  • ROE(Return on Equity):株主資本利益率
  • Financial Leverage:財務レバレッジ

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2007年から過去10年平均のROAは3.2%となっている。

2016年のROAは前年7.5%から5.4%へ上昇している。

日本でいうNTTやKDDIのような企業なので低いROAでも安定感がある。

2007年から過去10年平均のROEは31.1%となっている。

2016年のROEは前年124.5%から67.4%へ上昇している。

財務レバレッジが近年上昇したことでROEも上昇しているが、過度なレバレッジではないだろう。

【VZ】ベライゾンコミュニケーションズのキャッシュフロー

  • OCF:Operating Cash Flow(営業CF)
  • OCFM:Operating Cash Flow Margin(営業CFマージン)
  • FCF:Free Cash Flow(フリーCF)
  • FCFM:Free Cash Flow Margin(フリーCFマージン)
  • Cap Spending:設備投資

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2007年から過去10年平均の営業キャッシュフローマージンは27.3%となっている。

2016年の営業キャッシュフローマージンは前年29.6%から18.0%へ下落している。

2007年から過去10年平均のフリーキャッシュフローマージンは11.1%となっている。

2016年のフリーキャッシュフローマージンは前年8.5%から4.1%へ下落している。

近年の競争激化でキャッシュフローの低下が懸念材料となっている。

【VZ】ベライゾンコミュニケーションズの株価チャート(過去15年)、株価パフォーマンス(過去10年)

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株価上昇の最大化は望めないが、過去10年を見るとS&P500相当の株価パフォーマンスとなっている。

しかし、5%程度の高配当となっているため、配当再投資を行った場合のパフォーマンスは大きい。

高利率の債券という考えでベライゾンを保有する意味合いも大きくディフェンシブ銘柄とて電気通信株であるAT&Tやベライゾンをポートフォリオに加えるとパフォーマンスは安定するのではないだろうか。

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