アメリカンエキスプレスは1850年創業のクレカ大手でウォーレン・バフェット保有銘柄かつダウ工業株30種平均株価指数採用銘柄
アメリカン・エキスプレスは銀行持株会社で、主要子会社アメリカン・エキスプレス・トラベル・リレーテッド・サービシズを通じて事業を展開。
クレジットカード発行、法人向け銀行業務、プライベートバンキング、投資信託などの金融事業のほか、トラベラーズチェックの発行、旅行代理業務、旅行傷害保険などの旅行関連事業を手掛ける。
クレジットカード会社大手でAMEXブランドで有名。
高所得者向けのアメリカン・エキスプレス・カードを発行し、会員向けに金融、旅行手配などのサービスを展開。
荷馬車運送業が発祥で、世界初の郵便為替を開発した1850年創業の老舗企業となる。
トラベラーズチェック販売から国外での旅行業に展開。しかし2008年に金融危機で多額の貸し倒れを計上し、2014年にはネット旅行業との競合でで、法人向け旅行サービスの半分を売却した。
さらには2016年に得意先のコストコとカード契約解消している状態である。
1963年に起きたサラダオイル事件でアメックスの株価が半分になったとき、ウォーレンバフェットは運用額の40%を購入したことでも有名です。
しかしアメックスのブランド力は現在も揺るぎない地位を確保しており、ダウ銘柄であることから世界的な地位を確保しています。
採用インデックス
- ダウ30
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
【AXP】アメリカンエキスプレスの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
リーマンショック時にはさすがに売上げ,営業利益も落ち込んでいるが、総じて安定した収益を確保しています。
【AXP】アメリカンエキスプレスの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率
BPSはしっかり右肩上がりを計上している。またROEも25%前後を維持しており経営は安定している。
配当のほうは利率が低い。ただ配当性向も20%前後となり増配の余地は十分高い。
【AXP】アメリカンエキスプレスのキャッシュフロー
アメックスカードの年会費が毎年収入として入ってくるので収支は安定しています。
今後はカード会員数の増加を【MA】マスターカード【V】ビザなどの競合相手がいるため、どのように戦略練ってくるかがキーとなります。
【AXP】アメリカンエキスプレスの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価56.60ドル 配当0.42ドル
2010年1月 株価40.90ドル 配当0.72ドル
2015年1月 株価94.65ドル 配当1.04ドル
2016年1月 株価70.01ドル 配当1.16ドル
2017年1月 株価73.96ドル 配当1.28ドル
株価のほうは大きな伸びはない。また株価変動も景気動向によって大きく相場の状況に応じて売買するほうが大きなリターンを得られる可能性が高い銘柄(セクター)と思われます。
営業成績を見る前は売上げなど毎年大きく変動していると思っていたが、安定していたことに驚いた。
バフェット銘柄ということもあり、大きく売られたときに仕込むとその後大きなキャピタルゲインを得られる銘柄ともいえます。