ベライゾン・コミュニケーションズは大手通信サービス業者でAT&Tと並ぶ米国の巨大通信企業。ダウ30銘柄で高配当が特徴のディフェンシブ企業
ベライゾンは子会社ベライゾン・ワイヤレスを通じて全米でワイヤレス音声、データサービスと携帯端末の販売のほか、メール、モバイルブロードバンド、コンテンツ配信サービスを提供。また、固定電話、インターネット接続、ブロードバンドビデオ・データ通信、IPネットワーク、長距離電話サービスを提供している。
通信サービスで【T】AT&Tと並ぶ2大巨頭が【VZ】ベライゾンである。
2000年に地域電話のベルが通信GLE社と合併し誕生した。好採算のポストペイド(料金後納)が強く、第4世代移動体通信網(4G LTE)でも先行している。
英国企業のVodafoneとの合併を解消しVerizon Wirelessを完全子会社した。
2015年にネット大手AOLを買収し動画広告を開拓している。
2016年にはYahoo!を買収すると発表している。
高配当で連続増配もしている【VZ】ベライゾンは米国株のポートフォリオとして候補にあがる銘柄としても有名である。
採用インデックス
- ダウ30
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
【VZ】ベライゾンの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
売上げも順調に伸びています。また、営業利益,純利益ともに安定しています。
【VZ】ベライゾンの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:総資本利益率
BPSは落ち込んでいますが、EPS,DPSともに安定しています。
ベライゾンは配当を開始して連続して増配をしている年率4%を超える高配当銘柄です。
【VZ】ベライゾンのキャッシュフロー
年ごとに増減ありますが、しっかりとしたキャッシュフローを生み出しています。今後携帯事業の競争激化からどのようにして脱却できるかがキーとなります。
【VZ】ベライゾンの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価40.80ドル 配当1.384ドル
2010年1月 株価33.40ドル 配当1.784ドル
2015年1月 株価47.00ドル 配当2.220ドル
2016年1月 株価45.67ドル 配当2.260ドル
配当は着実に伸びていますが、株価はいまいちで成長は鈍化していますね。
ただ、増配を続けている以上資産は増えていくので高配当の超大型株だとベータ値も低く安定したディフェンシブ銘柄といえるでしょう。