【LOW】ロウズカンパニーズの企業分析(2016年版)-2017年8月に17.1%増配で55年連続増配となったホームセンター業界でホームデポに次ぐ第2位のシェアをもつ配当王銘柄

ロウズカンパニーズはホームセンターチェーン大手で50年以上もの連続増配を続けている配当王銘柄

ロウズは米国の大手ホームセンターチェーン企業で米国、カナダ、メキシコに店舗「LOWES」を展開し、家電、塗料、板材、床材、建材、園芸用品、金物類、工具、照明器具、住宅設備機器、芝刈り機、草花苗・苗木、台所キャビネット・カウンター、電気配線製品、収納用品、ドア、窓、壁材などの販売、設置サービスを提供する。

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ホームセンター業界でホームデポ【HD】につぐ世界第2位のシェアをもち、小規模店からビッグボックス型店舗に転換している大手企業である。

米国、カナダ中心に2375店舗を持つ。

2016年豪州合併への出資解消し、2017年5月にはカナダ同業ロナを買収した。

Eコマースにも力を入れており実店舗だけでなく、ネット通販でも売上げ向上を狙う。

ロウズカンパニーズの同業他社は【HD】ホームデポなど。

採用インデックス

  • S&P100
  • S&P500
  • ラッセル1000

Lowe’s Companies Inc株価指標

2017年7月15日時点

PER:23.85倍

配当利回り:2.16%

増配年数:55年

最新情報→「YAHOO!FINANCE

【LOW】ロウズカンパニーズの2016年株価チャート

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2016年のロウズカンパニーズ株価は76.04ドルから71.12ドルとなっており-4.92ドル(-6.47%)のリターンであった。

【LOW】ロウズカンパニーズの企業業績(10年)

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【LOW】ロウズカンパニーズのEPS・配当

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2007年から過去10年平均のEPS+4.7%の上昇率であった。

2016年のEPSは3.47ドルで前年比+27.1%の上昇率であった。

今後のロウズカンパニーズEPSは2017年に4.64ドル、2018年に5.27ドルをアナリストは予想している。

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2007年から過去10年平均の配当は18.6%の上昇率であった。

2016年の配当は1.3ドルで前年比+24.3%の上昇であった。

2017年8月に17.1%の増配でロウズカンパニーズは55年連続増配となった。

2016年は軟調であったが2017年は好調を維持している。連続増配銘柄であるが総じて1.5%~2.0%の年率配当となっている。

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配当性向は、年々増配が多い傾向で上昇している。

2016年は前年の32.1%から45.6%へ上昇となった。ただ充分増配余地は残されている。

【LOW】ロウズカンパニーズの営業成績

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2007年から過去10年平均の売上高は3.31%の上昇であった。

2016年の売上高は前年比+10.0%の上昇率であった。

サブプライムローン問題に端を発した金融危機を底にゆっくりと持ち直してきている。住宅市場の活性化がカギとなるか。

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2007年から過去10年平均の営業利益は+1.27%の上昇であった。

2016年の営業利益は前年比+17.6%の上昇であった。

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2007年から過去10年平均の純利益は-0.04%の下落であった。

2016年の純利益は前年比+21.48%の上昇であった。

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2016年のグロスマージンは前年の34.8%から34.6%へ低下した。

過去10年平均見ると35%前後のグロスマージンを常に確保している。

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2007年から過去10年平均の営業利益率は7.9%となっている。

2016年の営業利益率は前年8.4%から9.0%へ上昇している。

ホームセンターでの小売事業であるため薄利多売による利業利益率が低いのは止むなしであろう。

【LOW】ロウズカンパニーズのROAとROE

  • ROA(Return On Assets):総資本利益率
  • ROE(Return on Equity):株主資本利益率
  • Financial Leverage:財務レバレッジ

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2007年から過去10年平均のROAは7.2%となっている。

2016年のROAは前年8.0%から9.3%へ上昇している。

もう少し増減幅が大きいかと思っていたが意外とロウズカンパニーズのROAは毎年安定している。

2007年から過去10年平均のROEは18.9%となっている。

2016年のROEは前年28.8%から43.5%へ上昇している。

徐々に財務レバレッジを大きくしているようだ。

【LOW】ロウズカンパニーズのキャッシュフロー

  • OCF:Operating Cash Flow(営業CF)
  • OCFM:Operating Cash Flow Margin(営業CFマージン)
  • FCF:Free Cash Flow(フリーCF)
  • FCFM:Free Cash Flow Margin(フリーCFマージン)
  • Cap Spending:設備投資

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2007年から過去10年平均の営業キャッシュフローマージンは8.3%となっている。

2016年の営業キャッシュフローマージンは前年8.1%から8.6%へ上昇している。

2007年から過去10年平均のフリーキャッシュフローマージンは4.9%となっている。

2016年のフリーキャッシュフローマージンは前年6.1%から6.8%へ上昇している。

リーマンショック付近は流石にフリーキャッシュフローが厳しかったがそれ以外は堅調に推移している。

【LOW】ロウズカンパニーズの株価チャート(過去15年)、株価パフォーマンス(過去10年)

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2009年に株価は底を打ち、2015年まで急上昇した。

その後の株価は落ち着いている。

配当利回りは低いが55年連続増配は称賛に値する。

堅調な住宅市場に陰りが出た段階で動向をウォッチしていきたい銘柄である。

小売市場をアマゾン【AMZN】が支配したとしても、ホームデポやロウズカンパニーズなどの対面でのサービスまで牙城を簡単に崩されることはないだろう。

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