米国株の連続増配銘柄を考える03

アメリカ株の10年以上連続増配銘柄からスクリーニング

高配当かつベータ値が低く安定した連続増配銘柄である通信株【VZ】ベライゾンや【T】AT&Tを購入する際、類似のアメリカ株銘柄がどのような企業があるか、米国株の連続増配銘柄から個人的にスクリーニングをかけてみました。

アメリカ株のスクリーニング条件

  • 10年以上連続増配銘柄であること
  • 現時点の配当率が4%以上であること
  • 過去10年平均のDGR(増配率)が2%以上あること
  • 過去5年平均のDGRが2%以上あること
  • 過去3年平均のDGRが2%以上あること
  • Beta値が0.5以下であること

これらを満たした米国株の銘柄は11企業でそれらを表にしてみた。

下記配当率は2016年3月31日時点

Company Ticker No. Div. DGR DGR DGR 5-yr
Name Symbol Yrs Yield 3-yr 5-yr 10-yr Beta
ONEOK Partners LP OKS 10 10.06 6.9 7.2 7.0 0.43
AmeriGas Partners LP APU 11 8.47 4.8 5.5 5.0 0.22
HCP Inc. HCP 31 7.06 4.2 4.0 3.0 0.39
Vector Group Ltd. VGR 18 7.01 5.0 5.0 5.0 0.38
Welltower Inc. HCN 13 4.96 3.7 3.8 3.0 0.43
CenterPoint Energy CNP 11 4.92 6.9 4.9 12.7 0.42
AT&T Inc. T 32 4.90 2.2 2.3 3.8 0.29
Norwood Financial NWFL 17 4.53 4.1 3.9 7.0 0.08
Southern Company SO 15 4.19 3.5 3.6 3.9 0.02
Verizon Communications VZ 11 4.18 3.2 3.0 3.3 0.22
Duke Energy Corp. DUK 11 4.09 2.3 2.2 4.7 0.06

公共系銘柄があぶりだされてきた。

【T】や【VZ】あたりを基準にスクリーニングをかけてきたが、高配当で有名な【SO】サザンや【DUK】デュークエナジーの公共系銘柄も同様のカテゴリーに属するようだ。

考えなければいけないのはBetaが低いことは値下がり率が低いためディフェンシブ銘柄になる反面、好調時にも値上がり率も低くなるという件を考慮しなければいけない。

株価変動が少ないことで増配率が低くても高配当を維持できるともいえる。

この点を踏まえて銘柄選択する必要あり。

EPS上昇に伴いDGR(増配率)も高くなることで株価上昇しても高めの配当を維持できる企業【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンなどと比較しながら高配当銘柄も取り入れていきたい。

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