ターゲットは全米2位のディスカウントストアで1800の店舗を持つ日用品や衣料品・食品などを販売する量販店
ターゲット(Target Corp)は米国で大型ディスカウントストアチェーン「ターゲット」と「スーパー・ターゲット」を展開。
自社クレジットカードの発行、「Target.com」にてオンライン販売も行う。「ターゲット」は家電、キッチン用品、衣類などの生活用品のほか非生鮮食料品を扱い、「スーパー・ターゲット」は生活用品と生鮮食品を含む食料品を取り扱う。
ウォルマートやコストコのような激安店でもなく高級な百貨店でもない中間的な位置づけです。日本でいうならばイオンや西友のようなポジション。
日用品や衣料品・食品・ペットフードなどを取りそろえるターゲットは米国を基本軸に1800店舗を構えるディスカウントストアである。
赤い的(Bullseye)のブランドマークでアメリカでは有名となっている。
近年は2013年にカナダへ進出したが客足が伸びす2015年に撤退し米国に軸足を戻している。
2015年にはディスカウントストア内にある薬局・診療所事業をCVSヘルスに売却している。
本業のディスカウントメインで事業を進めているターゲットだが、49年連続増配を継続しており長期投資家に好まれる配当貴族銘柄である。
採用インデックス
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
【TGT】Target Corp株価指標
2017年4月11日時点
PER 11.45倍
配当利回り 4.51%
最新情報→「YAHOO!FINANCE」
【TGT】ターゲットの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
売上げ、グロスマージン、営業利益率は過去10年横ばいが続いている。
成長というより現状維持といったところか。
【TGT】ターゲットの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率
売上げなどは横ばいではあるが、DPSは毎年上昇しており2017年時点で49年連続増配を継続中である。過去10年の年平均増配率は16.1%を高いため保有しているだけで毎年配当が増加することができる。
一部EPSがマイナスになっているが、4000万件のカード情報、7000万件の個人情報が漏洩したことが影響している。
ただ、売上げは大きく落ち込むことはなく客足は安定していた。
【TGT】ターゲットのキャッシュフロー
ウォルマートやコストコ同様にキャッシュフローマージンは薄利多売な性質上低い傾向にある。
2015年のカナダ進出撤退により過剰な設備投資もなくなりフリーキャッシュフローマージンも増加傾向にある。
【TGT】ターゲットの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価52.67ドル 配当0.32ドル
2010年1月 株価48.79ドル 配当0.68ドル
2015年1月 株価75.45ドル 配当2.08ドル
2016年1月 株価73.21ドル 配当2.24ドル
2017年1月 株価72.71ドル 配当2.40ドル
株価の大幅上昇はしていないが、連続増配の配当貴族銘柄であるためターゲットの配当額は大きく上昇している。
2017年の四半期決算が芳しくなく予想に届かなかったことで最近売り込まれており配当は現時点(2017年4月11日)では4.5%もの高配当である。
地味ではあるが長期的に安定しているターゲット【TGT】の米国株が割安でマーケットプライスで提示されている。
買うのは今かもしれない。
米国株太郎は【WMT】を保有しているためターゲットの新規購入は自重します。