キャタピラーは世界首位の重機メーカーで高配当かつ23年連続増配銘柄
キャタピラー(Caterpillar Inc)は建設機械や大型エンジンの米国大手メーカー。
建設産業部門は建設用機械を製造し、バックホウローダー、スキッドステアローダ、ホイールローダ、トラック掘削機などを含む。
資源産業部門は鉱山用の電動ショベル、ドラグライン、タイヤドーザ、電子制御装置、トンネル掘進機など、電気システム部門はレシプロエンジンやタービンを扱う。
世界屈指の重機メーカであるキャタピラーは資源開発・建設業向けの油圧ショベル、ブルドーザー、工業用エンジンなどで、部品交換などの手厚いアフターサービスサポート体制を構築している。
子会社を通じ金融商品も手掛ける。
ティッカーである「CAT」のブランドで親しまれている。
売上げは米国が主力であるが、日本を含め世界に大きく事業を展開している。
キャタピラーは日本の大手建機メーカーであるコマツや日立建機を大きく引き離して売上げ首位を独走中である。
キャタピラーはビッグ3の自動車と同様に古き良きアメリカのシンボルでもありブランド力は圧倒的に強い。
また、ダウ30採用銘柄でもあり、23年連続増配していることからも大手かつ投資家にも還元してくれる企業といえます。
採用インデックス
- ダウ30
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
【CAT】キャタピラーの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
2008年のリーマンショック後は世界的な設備投資を控えたことから売上げを大きく落としています。つまり、景気に左右されやすい銘柄ともいえます。
【CAT】キャタピラーの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率
EPSは減少していますが、連続増配をしているため、ここ数年で配当性向が上昇しています。
【CAT】キャタピラーのキャッシュフロー
キャッシュフローも景気によって大きく変動する。ディフェンシブ銘柄と比べて株価変動も大きくなります。
【CAT】キャタピラーの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価48.05ドル 配当0.82ドル
2010年1月 株価57.60ドル 配当1.68ドル
2015年1月 株価92.89ドル 配当2.80ドル
2016年1月 株価68.45ドル 配当3.08ドル
2017年1月 株価93.04ドル 配当3.08ドル
10年前と比べて株価は倍増、配当は3.7倍にもなっている。
景気や市場動向によって株価のボラティリティが高くなる状況になるが、うまく市場をとらえることができれば大きな利益を得られる可能性もあります。
配当も高く連続増配銘柄であり、ダウ30種採用銘柄であるキャタピラーなので景気敏感株であっても主力ポートフォリオの脇を固める保有価値ある銘柄ではないでしょうか。