米製品値上げにより通期業績見通しが市場予想下回るP&Gより四半期配当123.64ドルを獲得
米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)(PG.N), opens new tab は29日、通期の業績見通しが概ね市場予想を下回るとの見通しを示し、米国内で一部製品の価格を引き上げると発表した。
経営幹部は、トランプ米大統領の二転三転する関税政策や移民取り締まりによって景気が変動して消費者の間に不安が生じ、顧客は買い物を控え、家計を引き締めていると説明。ジョン・メラー最高経営責任者(CEO)は決算発表後のアナリスト向け電話会議で「われわれが提示する業績ガイダンスの範囲は、ある程度の基本的な不確実性を反映したものだ。確実性の欠如や予測レンジの幅広さについては、私自身が誰よりも強い不満を抱いている」と述べた。
S&Pが示した2026年度の通期純売上高の伸び率の予想は1─5%で、総じてLSEGがまとめたアナリスト予測の3.09%を下回った。
2026年度の1株当たりコア純利益の予想は6.83─7.09ドル。アナリスト予測は6.99ドルだった。
【PG】プロクター&ギャンブルからの配当金
【PG】より1株あたり1.0568ドルの四半期配当金となっているので、1.0568×117=123.64ドルが実際の配当金となります。
2025年5月【PG】配当との比較
前回の四半期配当より買い増しを行っていないため配当差異はありません。
【PG】Procter & Gamble Coの主要指標
株価 157.32ドル
PER 23.59倍
年間配当 4.23ドル
配当利回り 2.69%
増配年 69年連続(Since 1956)
【PG】プロクターアンドギャンブルの日足チャート(1Year)
【PG】プロクターアンドギャンブルの週足チャート(5Year)
トランプ関税を乗り越えてほしい。