コストコ・ホールセールは食品から家電家具などの耐久消費財まで扱う低価格の会員制大型倉庫型店舗を展開
有料会員制のコストコ・ホールセールは大型量販店チェーンを展開し主に米国、カナダを中心に大きな販売網を持つ。日本でも20店舗ほど展開。
大型の倉庫型店舗で商品陳列・在庫管理費用を低減し、日用品、生鮮食品、衣服、家電、家具まで幅広く扱い、圧倒的な低価格で販売している。
また、薬局やガソリンスタンドなども運営し、裕福層から節約志向の家庭まで大量な商品をまとめ会する習慣を定着させた。
2004年から配当を開始し、連続増配を継続中である。
ウォルマートと違い収益の柱は有料の会員価格となっている。よって、商品は原価ぎりぎりの価格となっているため価格競争力は高い。
採用インデックス
- S&P100
- S&P500
- ナスダック100
- ラッセル1000
【COST】コストコ・ホールセールの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
小売りによる薄利多売な経営体質なため、売上高に対する営業利益率は低い。
小売り最大手の【WMT】ウォルマートと同様であるがコストコは会員制を敷いているため、会員の年会費が主な収益となっている。
リーマンショックも売上げが落ち込むこともなく、売上げを伸ばし続けている。
【COST】コストコ・ホールセールの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率
EPSも順調に右肩上がりであり、連続増配企業であるためDPS(一株当たり配当)も毎年上がり続けているため、配当再投資に適した銘柄である。しかし配当率は年率1.2%程度と低い。
ROEは年々上昇し20%を超えており優良企業といえる。
【COST】コストコ・ホールセールのキャッシュフロー
押しなべて営業キャシュフローは伸びている。店舗拡大などで設備投資が近年増えているのは事業拡大中ということ。今後の伸びしろは十分にあると考えます。
【COST】コストコ・ホールセールの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価48.24ドル 配当0.400ドル
2010年1月 株価59.50ドル 配当0.720ドル
2015年1月 株価141.90ドル 配当1.420ドル
2016年1月 株価159.81ドル 配当1.600ドル
10年前と比べて株価は3倍もの上昇をしている。
増配率も毎年13%以上を続けているが株価上昇に伴い年率配当が低いことになっている。
さらなる成長を考えるなら、現在の配当率でも割安といえるかもしれない。
米国株太郎はオールドエコノミーを好むため、熟成された巨大企業のウォルマートをポートフォリオに入れている。