組織再編で約2900人削減のスリーエムより四半期配当14.70ドルを獲得
米複合企業スリーエム(3M)は3日、世界の従業員約2900人を削減するとともに、成長が鈍化している市場への投資を縮小すると表明した。組織再編の一環で、これにより税引き前で最大2億5000万ドルのコスト削減が見込まれている。
同社はこの措置により、税引き前で2億5000万─3億ドルの費用計上を見込んでいるという。うち1億2000万─1億5000万ドルは2020年第4・四半期に計上する。
同社のローマン最高経営責任者(CEO)は、「新型コロナウイルス感染流行は変化を加速させ、世界のエンドマーケットに混乱をもたらした。これにより、企業がより迅速に適用する必要が増している」と述べた。
3Mは、組織再編により、eコマース、医療、自動車の電化、住宅改築などの部門で、世界の市場トレンドに乗ることができるようになるとしている。
2019年12月31日時点の同社従業員は9万6163人だった。
組織再編により、税引き前で年間2億─2億5000万ドルのコスト削減につながるとしている。2021年は7500万─1億ドルが節減できる見込み。
米国企業は報酬も多いがリストラも頻繁にあり個人的には日本が好きかなと思ってしまうスリーエムから四半期配当10株分14.7ドルの四半期配当を受け取りました。
【MMM】スリーエムからの配当金
スリーエムより1株あたり1.47ドルの四半期配当金となっているので、1.47×10=14.70ドルが実際の配当金となります。
2020年9月【MMM】配当との比較
前回四半期配当から買い増し実施していないため配当の差異はありません。
【MMM】3M Companyの主要指標(2020年12月19日)
株価 176.42ドル
PER 22.28倍
年間配当 5.88ドル
配当利回り 3.33%
年率EPS 8.55ドル
Payout Ratio -%
増配年 62年連続(Since 1958)
【MMM】スリーエムの日足チャート(1Year)
【MMM】スリーエムの週足チャート(5Year)
スリーエムは資本財セクターのど真ん中なので、コロナが落ち着き経済活動が活発になってきたら、大きく株価も飛躍するだろう。