少なくとも32年ぶりの四半期赤字になりそうなエクソンモービルより四半期配当190.53ドルを獲得
米石油会社エクソンモービルの1-3月(第1四半期)は少なくとも32年ぶりの赤字となった。新型コロナウイルス流行で経済と石油業界が打撃を受けているが、最悪期はまだこれからかもしれない。
1日の発表によると、第1四半期の損益は6億1000万ドル(約650億円)の赤字。期末の3月31日は原油先物相場が史上初のマイナスを付ける3週間前で、今四半期の業績がさらに厳しいことは明らかだ。
新型コロナウイルス感染拡大による需要低迷の中で、石油各社は支出や生産を削減している。
エクソンは第1四半期に約30億ドルの評価損を計上。1株当たり損益は14セントの赤字と、アナリスト予想を大きく下回った。
ただ、将来の需要については引き続き楽観を示した。ダレン・ウッズ最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「経済活動は回復するし、人口は増え生活水準は向上する。これが当社製品への需要を押し上げ、業界の回復をもたらすだろう」とコメントした。4月7日に発表した100億ドルの支出削減計画は維持した。
コロナ禍により世界経済低迷により原油安のあおりを受けて厳しくなっているエクソンモービルから四半期配当219株分190.53ドルの四半期配当を受け取りました。
【XOM】エクソンモービルからの配当金
エクソンモービルより1株あたり0.87ドルの四半期配当金となっているので、0.87×219=190.53ドルが実際の配当金となります。
2020年3月【XOM】配当との比較
前回四半期配当より買い増し実施したことで配当が増加しています。
【XOM】Exxon Mobil Corporationの株価指標(2020年6月14日)
株価 47.17ドル
PER 14.04倍
年間配当 3.43ドル
配当利回り 7.43%
年率EPS -0.27ドル
Payout Ratio -%
増配年 37年連続(Since 1983)
【XOM】エクソンモービルの日足チャート(1Year)
【XOM】エクソンモービルの週足チャート(5Year)
春の株価急落は衝撃だったものの、経済活動再開傾向が出てくれば株価も持ち直してくるだろう。
エクソンモービルだけの問題ではないですから。