電気・電子製品の好調やドル安で通期の利益見通し引き上げたスリーエムより四半期配当11.75ドルを獲得
日用品・工業品メーカーの米3Mは通期の利益見通しを引き上げた。ドル安が追い風となったほか、同社の製品全般で売上高が伸びた。
3M発表によると、7-9月(第3四半期)は全部門で売上高が増加。電気・電子製品部門は13%急増した。売上高は主要全地域でも増加した。
通期の調整後利益については、1株当たり9-9.10ドルになるとの見通しを示した。従来予想は8.80-9.05ドルだった。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は8.97ドル。
7-9月期の利益は1株当たり2.33ドルと、アナリストの最も高い予想さえも上回った。売上高は前年同期比6%増の81億7000万ドル(約9300億円)。3Mによれば、ドル安で売上高は0.6%押し上げられた。
好調な景気のもと、資本財セクターの株価上昇は続くと思われるスリーエムから四半期配当10株分11.75ドルの四半期配当を受け取りました。
【MMM】スリーエムからの配当金
スリーエムより1株あたり1.175ドルの四半期配当金となっているので、1.175×10=11.75ドルが実際の配当金となります。
2017年9月【MMM】配当との比較
前回との配当金の変動はスリーエムの株の買い増しなどを行っていないのでありません。
【MMM】3M Companyの主要指標(2017年9月17日)
株価 238.42ドル
PER 26.62倍
BETA 0.94
年間配当 4.70ドル
配当利回り 1.97%
年率EPS 9.08ドル
Payout Ratio 51.8%
増配年 59年連続(Since 1958)
【MMM】スリーエムの日足チャート(1Year)
【MMM】スリーエムの週足チャート(5Year)
変わらず好調な株価を形成している。
ただ、ひとたび下落ムードになれば先んじて売られる銘柄でもあるため大きく下げたときに買い増し実施する銘柄としてスリーエムをとらえている。