物言う投資家ペルツ氏が予想外の勝利となったP&Gより四半期配当42.07ドルを獲得
米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の取締役就任を目指すアクティビスト(物言う投資家)のネルソン・ペルツ氏が15日、同社とのプロキシーファイト(委任状争奪戦)で予想外の勝利を収めた。
ペルツ氏率いるトライアン・ファンド・マネジメントはこの日、再集計を実施した第3者機関IVSアソシエーツによる正式な暫定結果では、P&G株主がペルツ氏を取締役に選出したことが示されたと発表資料で指摘。P&Gの発表によると、再集計はペルツ氏がセディジョ元メキシコ大統領に約4万2780株(約0.0016%)の差で勝ったことを示した。
トライアンは「P&Gが第3者機関の集計を受け入れ、年次総会の結果への異議申し立てにさらなる時間と株主のお金を無駄にしないよう強く促す」と表明した。
P&Gは第3者機関が数週間以内に正式な最終結果を公表すると指摘し、この問題はまだ決着していないとしている。
再集計の公表を受けP&Gの株価は時間外取引で一時4%上昇。P&Gが先月公表した暫定の投票結果は、ペルツ氏が1%未満の僅差で取締役選出を逃したことを示していた。
ネルソンペルツの取締役選出で株主利益の最大化を目指すコメントが出されていくと思われるが、ブランド価値の創出や長期的ビジョンが難しくなってくるのではないかと思われるプロクターアンドギャンブルから四半期配当61株分42.07ドルの四半期配当を受け取りました。
【PG】プロクター&ギャンブルからの配当金
【PG】より1株あたり0.6896ドルの四半期配当金となっているので、0.6896×61=42.07ドルが実際の配当金となります。
2017年8月【PG】配当との比較
前回の四半期配当から買い増し(8株)によって配当が増加しています。
【PG】Procter & Gamble Coの主要指標
株価 88.27ドル
PER 23.59倍
年間配当 2.76ドル
配当利回り 3.12%
BETA 0.66
年率EPS 4.17ドル
Payout Ratio 66.1%
増配年 61年連続(Since 1956)
【PG】プロクターアンドギャンブルの日足チャート(1Year)
【PG】プロクターアンドギャンブルの週足チャート(5Year)
意外と高値の時に定期購入タイミングになることが多く、大きく含み益得られていないが、プロクターアンドギャンブルは長期投資に適した銘柄と思っているため、地道に定期購入を行い株数を増やしつつ配当金を増加させていきたいと思う。