【BMY】ブリストルマイヤーズスクイブはペニシリン開発やバファリン販売で有名なバイオ製薬の大手でシーゲル銘柄のひとつ

ブリストルマイヤーズスクイブは1887年創業の過去株主リターンが高い老舗バイオ製薬企業

ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(Bristol-Myers Squibb Company)は米国大手の生物医薬品メーカー。

主要製品は抗血小板剤｢プラビックス｣、高血圧・糖尿病性腎症治療薬｢アバプロ｣、HIV治療薬｢レイアタッツ｣、B型肝炎治療薬｢バラクルード｣、骨髄性白血病治療薬｢スプリセル｣、抗精神薬｢エビリファイ｣、大腸がん治療薬｢アービタックス｣など。

バイオ製薬大手であるブリストルマイヤーズスクイブの母体はペニシリン生産の成功から事業が拡大した1887年創業の老舗企業。

関節リウマチ薬オレンシアや抗凝固薬エリキュース、一般薬では解熱鎮痛剤バファリンが有名である。

【BMY】の1957年から2003年までの年率株主リターンは16.36%とベンチマークであるS&P500の年率株主リターン10.85%を大きく凌ぐ、長期投資で株主に利益をもたらした所謂シーゲル銘柄のひとつ。

ROA：総資本利益率(%)
粗利率：グロスマージン(%)

ここ10年の営業成績は大きく飛躍はしていなく横ばいが続いている。

EPS：一株当たり利益
DPS：一株当たり配当
BPS：一株当たり純資産
ROE：株主資本利益率

EPSも若干不安定な状況が続いており、配当も10年平均の増配率でも年率3.1%と控えめな状態である。

キャシュフローも2012年をピークに下落気味であり、勢いがない状態に見える。

2005年1月　株価25.57ドル　配当1.12ドル

2010年1月　株価25.49ドル　配当1.28ドル

2015年1月　株価59.30ドル　配当1.48ドル

2016年1月　株価69.12ドル　配当1.52ドル

2017年1月　株価58.86ドル　配当1.52ドル

株価は10年前より倍増している。一時的に配当据え置き状態にある期間があり連続増配ではないが、44年間減配はしていない。

それゆえにジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」によると1957年から2003年の間S&P500は10.85%の年率リターンに対しブリストルマイヤーズスクイブは16.36%の年率リターンを叩き出している。

株主リターンは配当が大きくものをいうわけであり、それはブリストルマイヤーズスクイブも同様。しかし、近年のEPS減少やキャッシュフローマージンの低下は他優良銘柄より遅れをとっているように見える。