2.3兆円投資へ-化学製品・燃料製造施設を拡張するエクソンモービルを19株1527.98ドルでNISAより追加購入
エクソンモービルはテキサス、ルイジアナ両州の化学製品・燃料製造施設の拡張で2022年末までに200億ドル(約2兆3000億円)を投資する計画で米国内のシェールオイルと天然ガスを利用して、アジアの拡大する消費者市場向け製品を増産する。
エクソンモービルのダレン・ウッズ最高経営責任者(CEO)は、テキサス州ヒューストンで開催された「CERAウイーク」エネルギー会議の講演テキストで、同社は数十年間にわたり、プラスティックや工業用化学製品、モーター用燃料の新たな製造プラントを中東や東アジアといった原料供給源や消費者市場の近くに開設してきたが、シェールブームの中で再び母国である米国内に建設投資を戻しつつあると説明した。
エクソンモービルの新投資計画は、米企業に国内雇用拡大への寄与を求めるトランプ米大統領の呼び掛けに応じたものだが、発表後すぐにホワイトハウスは同計画を称賛する大統領声明を公表。「これはまさしく、米労働者を職場に戻すことに資する投資、経済の開発、雇用創出だ」と大統領は評価した。
オイルメジャーの【CVX】シェブロンなどもトランプの圧力がかかる前に設備投資を発表するのではと噂されている。
メキシコ湾岸の設備投資を発表したエクソンモービルを先月に続きの買い増しで合計保有株は81株となり平均買付株価は83.33ドルとなった。
【XOM】Exxon Mobil Corporationの株価指標
株価 80.42ドル
PER 43.00倍
年間配当 3.00ドル
配当利回り 3.72%
BETA 0.88
年率EPS 4.23ドル
Payout Ratio 70.9%
増配年 34年連続(Since 1983)
エクソンモービルの購入理由
- 34年連続増配であり配当貴族銘柄であること
- NYダウ工業株30種指数銘柄であること
- 石油メジャーの中で一番時価総額が大きく経営体質も良好であること
- エネルギー株の中で原油価格の下落にも一番耐えうる力があること
- 配当利回りも3%超えであること
1株あたり年間配当額は3.00ドルなので3.00×19=57ドル(6400円)の配当を得られる権利を獲得した。
【XOM】エクソンモービルの日足チャート(1Year)
【XOM】エクソンモービルの週足チャート(5Year)
エクソンモービルも他米国大企業にならいアメリカの雇用創出で設備投資を発表した。
これは原油の増産を意味するわけで、原油価格が下落する懸念が世界を渦巻いてしまった。
長期投資家にとって2017年の買い増し候補は本【XOM】エクソンモービルなどのエネルギー株と【KO】コカコーラではないでしょうか。
2017年の株価が上昇していない電気通信セクターの【T】AT&Tや【VZ】ベライゾンもねらい目かもしれません。
米国株太郎のアメリカ株ポートフォリオ
今回のエクソンモービル買い増しで米国株ポートフォリオ比率は12.8%になった。若干オイルの匂いが増えてきたような気がしますが定期購入で他銘柄も購入しているため極端なポートフォリオ比率にはならない予定です。
次の定期購入ターゲットは米国株太郎コア10種のアメリカ株ポートフォリオが低い【IBM】アイビーエム、【WMT】ウォルマート、【PG】プロクター&ギャンブルで考えている。
原油(WTI原油先物)週足チャート(5Year)
OPECが減産すれば原油価格が上がり、50ドルを超えてくるとシェールオイルが増産するという、微妙なレンジ相場を形成している。
このような相場が当面続くかもしれない。
どっちに転んでも川上から川下まで事業を網羅しており経営が盤石な【XOM】エクソンモービルは買い場と思っている。