ハネウェルインターナショナルは航空関連や空調・自動車関連などの幅広い技術力を活かした複合企業体
ハネウェル・インターナショナル(Honeywell International Inc)は米国大手総合テクノロジー企業で事業はエアロスペース、自動コントロール、特殊素材、輸送機器で構成。航空宇宙製品・サービス、住宅・商業・工業施設用セキュリティ装置、感知システム、生産自動化システム、樹脂、特殊化学品、電子素材、半導体素材、再生可能エネルギー、自動車製品、ターボチャージャーなどを提供している。
ハネウェルは大きく分けて以下4種のビジネスを展開しており従業員は世界全体で12万人にもなる巨大企業です。
- エアロスペース
宇宙開発、航空交通マネジメントと戦闘技術の近代化を促進 - 特殊素材
石油精製や石油化学製品の生産から次世代のバイオ燃料に至まで、高性能特殊素材を提供 - 輸送機器
ターボチャージャーやブレーキ用材料など、世界中の乗用車の性能、安全性、効率性を向上 - オートメーションコントロール
センシング(計測)とコントロール(制御)の技術で、生産性、安全性、セキュリティの改善、意思決定の促進、コスト削減を実現
航空機エンジンや交通システムなど幅広い技術を活かした製品やサービスを提供するコングロマリットであるハネウエルインターナショナルは航空宇宙やオートメーション・制御・機能材料・テクノロジーなどが事業の柱となり、BtoB製品が主であるが、エアコンなどの一般消費者向けの製品も製造している。
1998年にアライドシグナルと合併し現会社となった。
事業の効率化に定評があり、2018年度までの5か年計画でフリーCFの50%を株主に還元、50%をM&Aと設備投資に充当する方針を示している。
2016年にはユナイテッド・テクノロジーとの合併話があったが頓挫した経緯を持つ。
採用インデックス
- S&P100
- S&P500
- ラッセル1000
【HON】ハネウェルインターナショナルの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
ここ10年では売上げ営業利益ともに安定した収支となっている。
【HON】ハネウェルインターナショナルの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率
EPSやBPSはしっかりと増加傾向。配当も年々増加傾向である。
ROEも25%をキープしている。
【HON】ハネウェルインターナショナルのキャッシュフロー
営業キャッシュフローマージンは低い傾向にあるが安定したキャッシュフローを得ている。
【HON】ハネウェルインターナショナルの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価35.39ドル 配当0.752ドル
2010年1月 株価39.48ドル 配当1.212ドル
2015年1月 株価100.40ドル 配当2.072ドル
2016年1月 株価103.48ドル 配当2.380ドル
2017年1月 株価116.20ドル 配当2.660ドル
リーマンショックで株価は大きく落ち込んだが、その後は回復。
順調に株価も上昇しており、株主配当も上昇傾向で還元している。
製造業のセクターに分類されるため、景気敏感ではあるが創業1920年の老舗企業であり地に足をつけた経営を今後も遂行するのではないかと思われる。