【JNJ】ジョンソンエンドジョンソンの企業分析

スタンダード&プアーズ格付け「AAA」のジョンソンエンドジョンソンは本当に優良銘柄か

53年連続増配の【JNJ】ことジョンソンエンドジョンソンは日本でもお馴染みの有名ヘルスケアメーカ。

トリプルAの格付け通りかどうかを過去10年の数値で分析してみる。

NYダウ工業株30種指数銘柄でもあり、誰もが欲しい株式とも言われている所以を確認したい。

【JNJ】の10年間株価チャート

2005年から2014年までの【JNJ】チャートです。

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ディフェンシブ銘柄ですので爆上げや爆下げはりませんが、だらだらと上下動の株価を推移しながら、緩やかに上昇しています。

2009年のリーマンショックではそれなりに株価下げていますが、2011年までは概ね60ドルあたりを行ったり来たり。その後2014年後半まで急激に上昇して今に至っています。

株価が安定していれば買い増しもしやすいし、何か別の要因で大きく下げたときにポツポツ拾って買い増しすれば、必然的に持ち株も増えるだろうと予想されます。

ジョンソンエンドジョンソンの売上高推移

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【JNJ】は綺麗な右肩上がりの売上高推移です。成熟した企業らしく、かなり安定業績を上げています。

【JNJ】の営業利益と純利益推移

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売上に伴って営業利益も純利益もゆっくり上昇。さすがジョンソンエンドジョンソン。素晴らしい。

ジョンソンエンドジョンソンの粗利率と営業利益率はどうでしょうか。

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粗利率は下がっていますが相当高いパーセンテージです。十分でしょう。10年前が儲けすぎていた?

営業利益率もしっかりと高い利率を保っています。

ジョンソンエンドジョンソンのEPSと配当金推移

53年連続増配の【JNJ】ですが過去10年のEPSと配当金を見てみます。

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リーマンショックってあったっけ?というようなEPSの上昇と配当金も一定に上昇しています。株主にとっては先の見通しも立ちやすい安定銘柄ですな。

次は【JNJ】が増配を続けていけるかの指標である配当性向を見てみます。1株あたりの利益(EPS)に対してどれくらいの比率で配当をしてくれるかも重要な要素です。配当性向が100%に近くなると今後の増配余地が少ないことを意味します。

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配当性向も50%前後とまずますの成績。後で2005年以前の数値も確認してみよう。

今後の増配も今のところ余裕といった感じ。

ジョンソンエンドジョンソンの企業分析結果

2005年から2014年までの【JNJ】を分析してみると、

  • 株価は基本的に動きが少なく爆上げ爆下げが少ない。よってリセッションによって大きく下げる可能性が低く精神的にも良い。
  • 売上高はゆっくりと着実に上昇している。
  • 営業利益も純利益も安定しており、流行りに関係ない商品を主軸とし、ブランド力があるヘルスケア商品を高い利益率で売り続けている。
  • 粗利率は下降気味だが半端なく高い粗利率。ブランド力が素晴らしいのでしょう。
  • 営業利益も極めて安定。
  • EPSの伸びも大きな上下動なく上昇中。
  • 配当も連続配当銘柄の鏡といった上昇率。

【JNJ】を分析してみると、これぞ優良銘柄といった数値が連続していました。高値圏以外ならいつでも買ってよいレベルなので、定期購入銘柄としてはうってつけ。

世界的に調整局面があるときに、最優先で購入したい銘柄と感じた。

配当額を見てみると2005年で1.28ドル、2014年で2.76ドル。2.76/1.28=2.1倍の配当上昇であった。過去を未来に置き換えるとジョンソンエンドジョンソンの安定した配当上昇率が続くと10年後の配当額も2倍を超えることになる。

10年先も高いブランド力を維持し、高収益を上げ続けるであろう銘柄と考える。よって米国株太郎は今後ジョンソンエンドジョンソンを定期的に買い増しする。

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