アマゾン・ドット・コムは世界最大のオンライン小売業者で通販でいつでも買える利便性が評価されている通販の覇者
アマゾン・ドット・コム(Amazon.com Inc)は米国最大手のオンライン小売業者。書籍、CD、DVDのほか、ゲーム、家庭用品、家電、衣料品など広範な商品販売を世界各地で運営、出品サービスと受注、梱包・発送サービスを行う。
FANGの一角で成長企業の一つに数えられています。
FANGとはジム・クレイマーが名付けた造語で【FB】フェイスブック、【AMZN】アマゾン、【NFLX】ネットフリックス、【GOOG】グーグル(現在はアルファベット)の頭文字を合わせたものです。
ソフトウエア開発者向けにアプリ開発を支援、クラウド・コンピューティングを展開。また、電子書籍タブレット端末の「キンドル」を扱う。
世界最大のネット小売業のアマゾンは日本でも馴染みが深く、書籍やCD・DVD・ゲーム・家電・日用品まで幅広く品ぞろえをしている通販業者です。
在庫リスクを負う仕入販売に強みを持ちネットでポチッとすると最短で自宅まで届けてくれる圧倒的な利便性を持っています。
2000年からマーケットプレイムも開始し、即日配送、動画配信など特典がある有料会員プレイムも強化。
クラウドサービスAWSが収益柱に急成長し、ビッグデータを活用した予想配送は小型無人飛行機での配送など先端技術に積極投資。
現在は成長投資を積極的に行い、当面無配の見通しである。
とかく利益度外視でライバルのネット通販業者や店舗型の小売り業者を蹴落としつつ、売上げを年々急増させているアマゾンですので現時点では利益はほとんどなく他社を追従させないまでのシェアを大きく拡大している途中です。
採用インデックス
- S&P100
- S&P500
- ナスダック100
- ラッセル1000
【AMZN】アマゾンの営業成績
ROA:総資本利益率(%)
粗利率:グロスマージン(%)
売上げは毎年30%ほどの増加を続けています。とんでもない成長です。
売上げはすごいですが、営業利益,純利益は極めて少なく薄利多売を続けています。
【AMZN】アマゾンの利益・配当・純資産
EPS:一株当たり利益
DPS:一株当たり配当
BPS:一株当たり純資産
ROE:株主資本利益率
アマゾンは成長を優先しているため無配を続けていますので配当はありません。
【AMZN】アマゾンのキャッシュフロー
基本的に小売り業者で短納期に対応するため、大量の在庫を抱え迅速に配送するためのシステムを構築する設備投資を近年一気に増加させています。
そのため、他の優良米国企業銘柄と比較してキャッシュフローは低く利益の大半を設備投資に廻しています。ただ比率は低くても売上げが大きいため、莫大な金額を動かすことができます。
【AMZN】アマゾンの株価チャート(10Year)
2005年1月 株価45.05ドル 配当0.00ドル
2010年1月 株価137.08ドル 配当0.00ドル
2015年1月 株価311.55ドル 配当0.00ドル
2016年1月 株価686.08ドル 配当0.00ドル
2017年1月 株価766.47ドル 配当0.00ドル
無配を続けていますが、2005年1月から2017年1月まで株価は17倍になっています。
PERも185倍となっており、将来を見越して大きく買われすぎていることが見て取れます。
現時点において【AMZN】アマゾンは成長を優先してきたグロース株であるためトレンドに乗って中短期投資に留めることが賢明な選択と思われます。
一旦売上げが鈍化すると一気に売られる危険性を孕んでいるからです。
配当も無配であり、株価下落のプロテクト効きにくいため売りを浴びせられる可能性が高いです。
ただ、株価が1年にして倍増する可能性があり、甘い蜜が漂っている限り投資家には魅力的に映るのは紛れもない事実です。