2025年までに温室効果ガスの排出強度低下を目指すエクソンモービルより四半期配当257.52ドルを獲得
米石油大手・エクソンモービルは14日、今後5年間に温室効果ガス排出量の削減を目指す計画を発表した。同社は、より環境に配慮した燃料へのシフトを求める投資家や環境活動家の圧力に直面している。
複数のライバル企業は、より長期的な目標を掲げており、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルと英BPは2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることを目指している。
エクソンは、供給網全体の排出量を算出する国際基準(スコープ3)に基づく排出量の報告を2021年に開始するという。
また、2025年までに油田の温室効果ガス排出強度を16年水準から15─20%低下させるとした。ただ、全般的な排出量に関する目標は設定しなかった。また、強度を低下させても、石油・ガスの生産が拡大した場合には、排出量は依然として増加する可能性がある。
2015年に採択された温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」で、世界平均気温の上昇を産業革命以前と比較して摂氏2度未満に維持する目標が掲げられて以降、投資家の圧力は高まっており、エクソンのライバル企業はより野心的な目標で合意している。
同社の温室効果ガス・気候変動対策責任者、ピーター・トレレンバーグ氏は14日の記者会見で、自社の目標はパリ協定に沿ったものだと説明した。さらなる目標は2025年の目標達成時に設定するという。
ESGから離れまいと努力していくエクソンモービルから四半期配当296株分257.52ドルの四半期配当を受け取りました。
【XOM】エクソンモービルからの配当金
エクソンモービルより1株あたり0.87ドルの四半期配当金となっているので、0.87×296=257.52ドルが実際の配当金となります。
2020年9月【XOM】配当との比較
前回四半期配当より買い増し実施したことで配当が増加しています。
【XOM】Exxon Mobil Corporationの株価指標(2020年12月15日)
株価 42.22ドル
PER 12.57倍
年間配当 3.48ドル
配当利回り 7.91%
年率EPS -0.37ドル
Payout Ratio -%
増配年 37年連続(Since 1983)
【XOM】エクソンモービルの日足チャート(1Year)
【XOM】エクソンモービルの週足チャート(5Year)
株価は最悪期を脱出しそうなチャートである。減配なく推移してほしい。