リードCEOが退任し後任にボーラCOO指名したファイザーより四半期配当24.48ドルを獲得
米医薬品メーカーのファイザーは、イアン・リード氏が8年務めた最高経営責任者(CEO)を退任することを発表した。
今年初めに最高執行責任者(COO)に就任した同社ベテランのアンソニー・ボーラ氏(56)が、来年1月にリード氏の後任に就く。リード氏(65)は会長にはとどまる。
リード氏は、企業の合併・買収(M&A)戦略を積極的に進めたことで知られるほか、コレステロール降下剤「リピトール」など大型薬品の特許失効期のかじ取り役も務めた。
同氏のCEO在任期間中、ファイザーの株価は力強く推移した。リード氏がCEOに就任した2010年12月以来の株価上昇率は162%と、S&P500種株価指数(138%高)を上回る。
獣医師だったボーラ氏はファイザーでは社歴25年のベテランで、買収の推進に貢献した。海外で事業を統括した経験を持ち、2014年にはワクチン・がん部門の責任者に就任したほか、新薬部門の責任者も務めた。
思いのほか株価が上昇しているファイザーから72株分の四半期配当を獲得した。
2018年9月【PFE】配当との比較
前回四半期配当より買い増しを実施していないため、配当金の増減はありません。
【PFE】Pfizer Incの主要指標の主要指標(2018年12月8日)
株価 43.92ドル
PER 11.09倍
年間配当 1.36ドル
配当利回り 3.10%
年率EPS 2.99ドル
Payout Ratio 45.5%
増配年 8年連続(Since 2010)
【PFE】ファイザーの日足チャート(1Year)
【PFE】ファイザーの週足チャート(5Year)
CEOが変わっても大きな改革はないと思われる。
株価が急伸したところで、高配当とは言いにくくなってきたファイザーだが、株価調整する状況から定期購入を実施していきたい。