iQOSの新製品日本で発表し11月発売するフィリップモリスより四半期配当119.7ドルを獲得
フィリップモリスインターナショナル(PMI)(PM.N)は23日、iQOSの新製品を11月15日に日本で発売すると発表した。これまで加熱式たばこを使っていない層にユーザー拡大を狙う。
カランザポラスCEOはロイターのインタビューで、「もっと消費者とのコミュニケーションを増やしたい。まだ全ての人がiQOSのもたらす恩恵について理解していない」と述べた。
発売されるのは、「iQOS3」と「iQOS3MULTI」の2種類のデバイス。充電時間が短縮されたり、連続使用が可能となる。
また、ヒートスティックも現在の500円に対し、470円の新商品を発売することを明らかにした。CEOは「低予算の人にとっては、1日30円、40円でも高く感じるだろう」と述べた。
2020年東京五輪をスモークフリーにするため、政府や東京都がたばこに対する規制を決めていることに関連し、「iQOSはたばことは異なる」とし「オリンピック期間中、一定の広いエリアでたばこを禁止することは可能だ」と述べた。
PMIは最初のマーケットとして日本を選び、2016年にiQOSを全国販売した。その後、日本での売り上げは同社の予想ほど伸びず、成長は鈍化している。これについてCEOは「どんなカテゴリーでも成長がスローダウンするのは自然なこと」と語り、他社製品との競合などを要因にあげた。
同社は現在、米国でのiQOS販売を目指し米食品医薬品局(FDA)にリスクの低いたばこ製品として販売する申請を行っているが、FDAは最終判断に至っていない。一方、商品として販売する許可について、同CEOは「今年末までに」許可がおりることを期待しているとし、「いつでも許可がおりれば販売する用意がある」とした。
米国では、パートナーであるアルトリア・グループ(MO.N)がiQOSを販売する。
他の加熱式たばこが連続吸いができるのに対し、アイコスは不可能だったが、連続吸いが可能になるアイコス新製品を発表したフィリップモリスから四半期配当105株分119.7ドルの四半期配当を受け取りました。
【PM】フィリップモリスからの配当金
フィリップモリスより1株あたり1.14ドルの四半期配当金となっているので、1.14×105=119.7ドルが実際の配当金となります。
2018年7月【PM】配当との比較
前回四半期配当から19株買い増しを行ったことで配当金が増加しています。
【PM】Philip Morris International, Incの株価指標(2018年10月27日)
株価 89.00ドル
PER 20.71倍
BETA 0.62
年間配当 4.56ドル
配当利回り 5.12%
年率EPS 5.00ドル
Payout Ratio 91.2%
増配年 11年連続(Since 2008)
【PM】フィリップモリスの日足チャート(1Year)
【PM】フィリップモリスの週足チャート(5Year)
昨年のFDA問題で大きく下落したが、価をもどしてきているフィリップモリスである。
新製品投入でライバルとのシェア争いもあるが、莫大なフリーキャッシュフローをもらたすフィリップモリスを定期的に購入していく。